共同によると,【日本ジャーナリスト会議(JCJ)は27日、優れたジャーナリズム活動に贈る今年の「JCJ大賞」に、共謀罪に関するキャンペーンを展開した東京新聞特別報道部の「こちら特報部」を選んだ、と発表した。】という。
【「こちら特報部」は見開きで掲載される特集記事。2004年8月に初めて共謀罪について触れ、今年だけで19回取り上げた。「立法の危険な意図にいち早く反応した」(JCJ)ことなどが評価された。】というがもっともだ。
東京特報部の書きっぷりはある意味独走状態だった。途中,多くの新聞・テレビが取り上げるようになったが,その機運をつくった東京特報部の記事は高く評価されるべきだ。
メディアを目指している人はぜひ特報部で頑張っている人の話を聞きに行って欲しい!(もちろん,ほかにも頑張っている人はいますが…)
2006年(第49回)JCJ賞(←クリック)
《JCJ大賞》
受賞作 〈新聞報道〉『共謀罪キャンペーン』など一連の「こちら特報部」報道
(東京新聞)
受賞者 東京新聞特別報道部
受賞理由 「こちら特報部」の報道は、「共謀罪」立法の危険な意図にいち早く反応し、04年8月から随時キャペーンを張った。同法案が国会にかかった06年5月にはほぼ連日のように警鐘を鳴らした。そのほか他紙が見逃しがちな多くのテーマに正面から取り組み、世論をリードした。
《JCJ賞》
受賞作 〈新聞報道〉『沖縄返還密約/元外務省高官証言スクープ』
(北海道新聞06年2月8日付)
受賞者 北海道新聞記者・往住嘉文(とこすみ よしふみ)
受賞理由 沖縄返還にかかわる日米密約については、政府は1972年に記者を逮捕するなど、否定を続けてきた。往住記者は遠隔の地から綿密な調査をし、当時の直接の当事者だった外務省元高官の事実証言を得て発表した。他の報道機関もフォローしたので、折からの在日米軍再編に関する不合理な国費負担の企てにも影響する可能性のあるスクープとなった。
《JCJ賞》
受賞作〈書籍〉『明仁さん、美智子さん、皇族やめませんか
元宮内庁記者から愛をこめて』(大月書店)
受賞者 著者 板垣恭介(いたがき きょうすけ)
受賞理由 著者は元共同通信記者として宮内庁詰めが長く、皇太子時代の現天皇夫妻など、皇族に間近から接し、人間性の観察を続けてきた。また昭和天皇の戦争責任を、さまざまな角度から論考するなど、戦後皇室を考える貴重な情報を平易で魅力のある著作にまとめた。
《JCJ賞》
受賞作 〈テレビ報道〉シリーズ・言論は大丈夫か/第1回『ビラ配りと公安警察』
第2回『「共謀罪」とはなにか』(テレビ朝日系)
受賞者 テレビ朝日・朝日放送『サンデープロジェクト』取材班
受賞理由 制作班は、言論・表現の自由に対する権力の抑圧傾向が強まる中、公安警察の不当な捜査、逮捕などの実態を視覚的に明らかにし、また「共謀罪」の危険な企図を具体的に映像で示した。報道機関として、時流に警告を発する果断な企画である。
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。
【「こちら特報部」は見開きで掲載される特集記事。2004年8月に初めて共謀罪について触れ、今年だけで19回取り上げた。「立法の危険な意図にいち早く反応した」(JCJ)ことなどが評価された。】というがもっともだ。
東京特報部の書きっぷりはある意味独走状態だった。途中,多くの新聞・テレビが取り上げるようになったが,その機運をつくった東京特報部の記事は高く評価されるべきだ。
メディアを目指している人はぜひ特報部で頑張っている人の話を聞きに行って欲しい!(もちろん,ほかにも頑張っている人はいますが…)
2006年(第49回)JCJ賞(←クリック)
《JCJ大賞》
受賞作 〈新聞報道〉『共謀罪キャンペーン』など一連の「こちら特報部」報道
(東京新聞)
受賞者 東京新聞特別報道部
受賞理由 「こちら特報部」の報道は、「共謀罪」立法の危険な意図にいち早く反応し、04年8月から随時キャペーンを張った。同法案が国会にかかった06年5月にはほぼ連日のように警鐘を鳴らした。そのほか他紙が見逃しがちな多くのテーマに正面から取り組み、世論をリードした。
《JCJ賞》
受賞作 〈新聞報道〉『沖縄返還密約/元外務省高官証言スクープ』
(北海道新聞06年2月8日付)
受賞者 北海道新聞記者・往住嘉文(とこすみ よしふみ)
受賞理由 沖縄返還にかかわる日米密約については、政府は1972年に記者を逮捕するなど、否定を続けてきた。往住記者は遠隔の地から綿密な調査をし、当時の直接の当事者だった外務省元高官の事実証言を得て発表した。他の報道機関もフォローしたので、折からの在日米軍再編に関する不合理な国費負担の企てにも影響する可能性のあるスクープとなった。
《JCJ賞》
受賞作〈書籍〉『明仁さん、美智子さん、皇族やめませんか
元宮内庁記者から愛をこめて』(大月書店)
受賞者 著者 板垣恭介(いたがき きょうすけ)
受賞理由 著者は元共同通信記者として宮内庁詰めが長く、皇太子時代の現天皇夫妻など、皇族に間近から接し、人間性の観察を続けてきた。また昭和天皇の戦争責任を、さまざまな角度から論考するなど、戦後皇室を考える貴重な情報を平易で魅力のある著作にまとめた。
《JCJ賞》
受賞作 〈テレビ報道〉シリーズ・言論は大丈夫か/第1回『ビラ配りと公安警察』
第2回『「共謀罪」とはなにか』(テレビ朝日系)
受賞者 テレビ朝日・朝日放送『サンデープロジェクト』取材班
受賞理由 制作班は、言論・表現の自由に対する権力の抑圧傾向が強まる中、公安警察の不当な捜査、逮捕などの実態を視覚的に明らかにし、また「共謀罪」の危険な企図を具体的に映像で示した。報道機関として、時流に警告を発する果断な企画である。
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。