情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

不誠実業者に瑕疵(かし)あり~欠陥住宅の法則

2008-07-23 20:41:05 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
 今日は久~しぶりに本業のことに触れてみたい。当事務所は、結構、欠陥住宅を施主側で取り扱っているんですが、相談に来る人のなかには、どちらかというと余り重要でない瑕疵について、とっても問題視することがある。そういう場合、実際に行ってみると、実は、大変な問題が隠されていたってことがよくある。

 今日も、日差しを浴びながら、現場に行ってきたのですが、依頼者の不満は、きちんと説明をしないで進めてしまうことが一番だった。もちろん、個別の問題点も指摘していたが、業者が誠実さにかけることから全てについて不審を抱いているようだった。

 冒頭述べたように、こういう場合は、結構危ない。依頼者は、欠陥を見抜いていなくとも、プロの建築士が見れば、実は根本的な問題があることが多いのだ。たぶん、業者側が手抜きをして経費を浮かそうという発想でいるから、強引に施主を納得させて自分の思う方向で仕上げようとするため、トラブルが重なるのであり、そういう業者は、根本的な部分でも欠陥のある建物を造っていることが多いのだろう。こういう場合、施主は、一つ一つは大きな問題ではなくとも、トラブルが重なるため大変な不満を抱え込んでしまうのだ。

 今日も、当初は、それなりにできているかなっていう感じだったが、3時間以上かけてみっちり調査した結果、構造部分に関する欠陥など重大な問題があることが判明し、当初、依頼者と口論をしていた業者も、欠陥を認めざるを得ない状況になった。

 タイトルの、不誠実業者に瑕疵ありっていうことが今日も実証されたわけです。  
 あなたが依頼している建築業者が、あなたの意向を押しとどめ、業者側の意思を押し通そうとしていたとしたら、ご用心。根本的な部分に欠陥があるかもしれませんよ。

 



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