イギリスの業界団体「メディア・スタンダーズ・トラスト」が先日、とてつもない数字を発表した。新聞を信頼して読んでいる人はわずか7%、信頼できない人がなんと68%に上るというのだ。(http://www.mediastandardstrust.org/resources/mediaresearch/selfregulationreview.aspx)
上の表をみていただきたい。左から、警察、スーパーマーケット、BBC、病院、銀行、新聞という順に並べられている。
それぞれに対する信頼度が、まったく信頼できない(1)から完全に信頼できる(5)までの5段階で表記されている(一番下は「分からない」)。
一番右端の新聞は、まったく信頼できない(34%)→信頼できない(34%)→どちらでもない(23%)→信頼できる(5%)→完全に信頼できる(2%)と惨憺たる状況。
これに対し左端の警察は、(全く信頼できない)7%→17%→32%→34%→9%(完全に信頼できる)という数字だ。
…メディア、ほんとに情けない。
2003年から2008年までの推移をみると一番落ち込んでいるのがテレビ、新聞だ。20%~30%も落ち込んでいる。わずか、5年間でなぜここまで落ち込んだのか。
この急激な変化の裏には、インターネットの影響があるのは明白だろう。営業面での落ち込みがリストラにつながり、他方、ネットによる大メディア批判が人々の喝采をかっているのだろう。
日本のマスメディアも対岸の火事などといえる状況ではない。いかにすれば、市民の信頼を勝ち取ることができるのか、真剣に考えなければならない時期にきている。
権力に尻尾を振らざるを得ない体制からの立脚は生き残りの必須の条件だろう。
少なくとも内部的自由を確立し、経営と編集を切り離す必要がある。
メディアは政府に頼るのか、それとも(政府に踊らされない)市民に頼るのか、どっちなんだ!
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★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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一番右端の新聞は、まったく信頼できない(34%)→信頼できない(34%)→どちらでもない(23%)→信頼できる(5%)→完全に信頼できる(2%)と惨憺たる状況。
これに対し左端の警察は、(全く信頼できない)7%→17%→32%→34%→9%(完全に信頼できる)という数字だ。
…メディア、ほんとに情けない。
2003年から2008年までの推移をみると一番落ち込んでいるのがテレビ、新聞だ。20%~30%も落ち込んでいる。わずか、5年間でなぜここまで落ち込んだのか。
この急激な変化の裏には、インターネットの影響があるのは明白だろう。営業面での落ち込みがリストラにつながり、他方、ネットによる大メディア批判が人々の喝采をかっているのだろう。
日本のマスメディアも対岸の火事などといえる状況ではない。いかにすれば、市民の信頼を勝ち取ることができるのか、真剣に考えなければならない時期にきている。
権力に尻尾を振らざるを得ない体制からの立脚は生き残りの必須の条件だろう。
少なくとも内部的自由を確立し、経営と編集を切り離す必要がある。
メディアは政府に頼るのか、それとも(政府に踊らされない)市民に頼るのか、どっちなんだ!
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★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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