小沢民主党党首の秘書が政治資金規正法違反容疑で逮捕された件について続報を伝える3月4日夕刊各紙を読んで、小沢氏の秘書がなぜ逮捕されなければならなかったのか、理解できた方はいたのだろうか?
つまり、小沢氏は、秘書が、「政治団体からの献金が実質的には企業(西松建設)からの献金だったにもかかわらず、企業献金は受け取れない政治家個人の資金管理団体で受け取った」ことが逮捕容疑とされたことについて、「政治団体からの献金だったので政治家個人の資金管理団体で処理したまでで、企業からの献金であれば政党支部への献金として処理するまでだ」と反論した。
そうすると
1)本当に、今回のケースで西松献金を政党支部への献金とすることが本当に合法的で可能なことだったのか?
2)もし、可能だとしたら、それでも、小沢氏の秘書が批判される実質的な理由はあるのか?
について、きちんとメディアは説明する必要がある。
しかし、メディアは、単に、「往生際が悪い」という趣旨の説明しかしておらず、実質的に本件において何が問題になるのかをまったく説明できていない。
冒頭の図は読売新聞が作成したものだが(小さくてわかりにくいので、 http://www.yomiuri.co.jp/zoom/20090303-OYT9I01297.htm を参照してください)、左側の睦山会だけではなく、右側の政党支部へも献金をしている。睦山会への計上が問題だというならば、政党支部に再計上すればそれで済む問題だということはこの図からもよく分かるのではないだろうか?
…これって、辻元清美議員の秘書給与疑惑などと同じ構造だ。あのときだって、選挙が近いときに、強制捜査をしかけてきた。しかも、辻元は秘書給与を私腹を肥やすため受け取っていたのではなく、ほかの秘書の給与として使用していたのであり、実質的には、秘書の給与という使い方をしている点で、何ら問題のないケースだった。政策秘書に対して与えられる給与をたとえば、3人の秘書で分け合ったとして、それが何の問題になるのだろうか?その点、辻元事件に先立って、ほかの議員が秘書給与を秘書費用以外に使用していたケースで逮捕された事件とはまったく事情が違っていた。それなのに、形式的な違反をマスメディアは大きく取り上げ、辻元氏の逮捕を正当化した。
現在の「企業献金」のあり方に問題がないというつもりもないし、政治団体への献金が何の問題もないというつもりもない。
しかし、本当に、政党支部に計上すればすんでいたのであれば、単に申告を修正すれば足りるだけのことで、わざわざ逮捕するような話ではない。
もちろん、西松建設からの献金が実は賄賂だった、というのであれば、話は別だが、そうではないのであれば、小沢氏の秘書は逮捕される理由はまったくないし、小沢氏が批判される理由もまったくない。
辻元氏のときにも、とことん、辻元氏は戦うべきだ、獄中闘争するべきだと考えたが、結局は、マスコミファッショにあらがうことはできず、罪を認めた。
小沢氏には、とことん、戦ってほしい!
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★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。なお、多忙につき、試行的に、コメントの反映はしないようにします。コメント内容の名誉毀損性、プライバシー侵害性についての確認をすることが難しいためです。情報提供、提案、誤りの指摘などは、コメント欄を通じて、今後ともよろしくお願いします。転載、引用はこれまでどおり大歓迎です。
つまり、小沢氏は、秘書が、「政治団体からの献金が実質的には企業(西松建設)からの献金だったにもかかわらず、企業献金は受け取れない政治家個人の資金管理団体で受け取った」ことが逮捕容疑とされたことについて、「政治団体からの献金だったので政治家個人の資金管理団体で処理したまでで、企業からの献金であれば政党支部への献金として処理するまでだ」と反論した。
そうすると
1)本当に、今回のケースで西松献金を政党支部への献金とすることが本当に合法的で可能なことだったのか?
2)もし、可能だとしたら、それでも、小沢氏の秘書が批判される実質的な理由はあるのか?
について、きちんとメディアは説明する必要がある。
しかし、メディアは、単に、「往生際が悪い」という趣旨の説明しかしておらず、実質的に本件において何が問題になるのかをまったく説明できていない。
冒頭の図は読売新聞が作成したものだが(小さくてわかりにくいので、 http://www.yomiuri.co.jp/zoom/20090303-OYT9I01297.htm を参照してください)、左側の睦山会だけではなく、右側の政党支部へも献金をしている。睦山会への計上が問題だというならば、政党支部に再計上すればそれで済む問題だということはこの図からもよく分かるのではないだろうか?
…これって、辻元清美議員の秘書給与疑惑などと同じ構造だ。あのときだって、選挙が近いときに、強制捜査をしかけてきた。しかも、辻元は秘書給与を私腹を肥やすため受け取っていたのではなく、ほかの秘書の給与として使用していたのであり、実質的には、秘書の給与という使い方をしている点で、何ら問題のないケースだった。政策秘書に対して与えられる給与をたとえば、3人の秘書で分け合ったとして、それが何の問題になるのだろうか?その点、辻元事件に先立って、ほかの議員が秘書給与を秘書費用以外に使用していたケースで逮捕された事件とはまったく事情が違っていた。それなのに、形式的な違反をマスメディアは大きく取り上げ、辻元氏の逮捕を正当化した。
現在の「企業献金」のあり方に問題がないというつもりもないし、政治団体への献金が何の問題もないというつもりもない。
しかし、本当に、政党支部に計上すればすんでいたのであれば、単に申告を修正すれば足りるだけのことで、わざわざ逮捕するような話ではない。
もちろん、西松建設からの献金が実は賄賂だった、というのであれば、話は別だが、そうではないのであれば、小沢氏の秘書は逮捕される理由はまったくないし、小沢氏が批判される理由もまったくない。
辻元氏のときにも、とことん、辻元氏は戦うべきだ、獄中闘争するべきだと考えたが、結局は、マスコミファッショにあらがうことはできず、罪を認めた。
小沢氏には、とことん、戦ってほしい!
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★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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