すでに報道されているので、多くの方がご存じだと思うが、沖縄密約文書開示請求訴訟の第1回口頭弁論が16日開催され、冒頭、杉原裁判長が、非常に積極的な発言をした。朝日新聞(http://www.asahi.com/national/update/0616/TKY200906160313.html)は、同裁判長の発言について、【「率直な感じを述べさせていただく」と切り出し、米側に密約文書があるのだから日本側にも同様の文書があるはずとする原告側の主張は「十分理解できる点がある」と発言。原告側が、仮に密約文書そのものを国が保有していないとしても関連文書はあるはずと主張していることについても、「理解できる」とした。そのうえで、もし密約そのものが存在しないというのであれば、アメリカの公文書をどう理解すべきなのかについて「被告側が説明することを希望する」と述べた。】と再現している。
私も聞いていてびっくりした。 密約文書そのものについて言及したのまでは、ありうるが、仮にそれがないとしても、報告文書はあるだろうという趣旨の突っ込みをした瞬間、ぶるっとし、さらに、米国の文書があることをどう説明するのか、と突っ込んだ瞬間、ぶるぶるっとした。
ある意味、この訴訟において、誰もが抱く非常に素朴な疑問をそのまま裁判長が国にぶつけたのだ。
さらに、次回までに、密約の存在を認める発言をした当時の交渉責任者吉野文六・元外務省アメリカ局長について証人として請求するようわれわれ原告側に指示した。
多くを語る必要はないと思う。
歴史が変わろうとしている。
次回、8月25日午後4時、東京地裁705号法廷で開かれる。
ぜひ、傍聴し、「歴史」を世に伝えてほしい。
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★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。なお、多忙につき、試行的に、コメントの反映はしないようにします。コメント内容の名誉毀損性、プライバシー侵害性についての確認をすることが難しいためです。情報提供、提案、誤りの指摘などは、コメント欄を通じて、今後ともよろしくお願いします。転載、引用はこれまでどおり大歓迎です。
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