情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

最高裁が再考たい!~葛飾政党ビラ配布逮捕起訴事件で期日取消

2009-10-10 18:00:09 | メディア(知るための手段のあり方)
 産経新聞(http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/091010/trl0910101316000-n1.htm)によると、【ドアポストに共産党のビラを配布する目的でマンションの廊下に無断で入ったとして、住居侵入罪に問われた東京都葛飾区の僧侶、荒川庸生被告(62)の上告審で、最高裁第2小法廷(今井功裁判長)が19日に指定していた判決期日を取り消したことが10日、荒川被告の弁護側の話で分かった】という。産経が指摘する通り、【最高裁がいったん指定した判決期日を取り消すのは珍しい】。

 これは地殻変動の予感…。お伝えしたとおり、沖縄密約事件の進行も、まるで、政権交代を先取りしたような感じだった。

 【荒川被告の弁護側によると、最高裁は9月28日付で判決期日を指定。弁護側は同日、新たな主張を最高裁に提出したばかりだったといい、「最終審として公正で適正な判断をするためには提出した上告趣意補充書を検討することが必要。判決期日の指定は取り消されるべきだ」などと申し立てていた】ということからも、弁論を行ったうえで、結論をひっくり返すことも十分に考えられる。

 期日が入れば、できるだけ早く、NPJ訟廷日誌(http://www.news-pj.net/npj/2007/katsushikabira-20071124.html)に掲載するので、傍聴に駆けつけてください。要塞とも形容される最高裁の全容を見るだけでも価値あり?!

★写真は「http://polarisjcpmetal.blog78.fc2.com/blog-date-200712.html」から引用させていただきました。

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★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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ネットの中立性の議論が日本で盛り上がらないのはなぜか~公共性概念が希薄?

2009-10-10 06:12:20 | インターネットとメディア
 アメリカ連邦通信委員会(FCC)の委員長が先月、インターネットの中立性原則を強化する方針を発表したのに続いて、今月、その方針を携帯データ通信サービスにも拡大する方針を明らかにした(ダウ・ジョーンズ:http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djDBX3301.html)。FCCは、委員会としての方針を今月中に決定する予定で、方針が決まったら、インターネット接続業者は、合法的なコンテンツすべてに接続を開放し、競合他社のサービスを妨げないようにすることが求められる。

 日本では、特定の携帯電話と電話会社の組み合わせさえ固定している状態で、中立性という概念がきわめて希薄だ。

 たとえば、お好み焼屋がスペシャルソースを開発して、昼飯時にお客さんを独占しているというような場合であれば、その店のソースをほかの店にも使わせろ、なんてことは求められないのは当然だ。

 しかし、インターネットの接続を事業とする者が、自分の会社のコンテンツを優先して流したり、価格差をつけたりすることは、お好み焼屋がソースを秘伝とすることとはまったく意味が違う。公共性のレベルがまったく違う。

 どうも、ここのところが日本では区別されず、開発したりした者の利益が優遇されるような感じがする。

 市場に任せるだけでは不十分な分野があることをもっと、堂々と要求してもよいような気がする。「お好み焼屋とインターネットは違うんだ~」

 フランスでは、【政府とラ・ポスト当局が打ち出した株式会社への形態変更に対する市民投票が、9月28日から10月3日にまで行われ、220万人が投票し、そのうち98%が「政府は民営化をするためにラ・ポストの形態を変えたいと考えています。あなたはその計画に賛成しますか?」という問いかけにノン(反対)を投じ】だという(http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200910080951534)。

 それに引き替え、日本では…。

 インターネットなどは政治を考える情報を運ぶ手段であるだけに、その中立性は社会のあり方にも重大な影響を与えることになる。

 有害情報の撲滅だけでなく、多様な情報の流通にも意見を述べようよ、ね、保護者の皆さん!  


★写真は、ネット中立性を守るバージン(童貞)に体を張った応援をするターニャ元国会議員候補者のことを伝える記事(http://wordpress.rauru-block.org/index.php/1640)








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