ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

防災をまた考える…

2016-04-19 00:21:41 | つれづれ

 

強い余震に、追い打ちの雨…更には大分まで強い地震が…本当に大変な事態になってしまいました。

せめて「おこったことから学ぶ」…は、やっておきたいと。

 

MIXIの方の友人で、娘さんが一人で暮らしていらっしゃるとのことで、

そこから「防災用品」のお話になりました。

今回の熊本地震のニュースを見ながら、いろいろ思いました。

防災用品に気を配ることは大事ですが、ストックしておけばよいというものではありません。

実際にどんな災害でどんな状況になるのかは、その時になって見なければわかりません。

そんなこと当たり前なのですが、今回友人とのお話で「場合」、と言うことも考えたわけです。

 

以前、あれは3.11のあとでしたか、盛んに防災の話題がテレビで流れました。

いわく「こういうものが必要」「水は最低○リットル」「4人家族なら食料はこれくらい」…等々。

そして、ある若いお母さんが「ばっちりやってます」と、家の中の戸棚を開けて見せてくれました。

棚には、見事に水や食料、その他もろもろしっかり収まっていました。

でも…例えば避難所に行くことになったとしたら…それを全部持っていかれるのかしら…です。

私のように、行かずにこの場で耐え忍ぶため…ならわかるんですけどね。

 

つまり「避難所に行く」というところから、いろいろなケースがあるわけです。

もう何もかも壊れて着の身着のまま…逃げ出すのが精いっぱい…だったら、

いくら防災用品をそろえていても、崩壊した家の中では使えません。

もし、家は傾いたけどなんとか持ちだせる…くらいならそれを真っ先に持ちだす…ですね。

また今回ニュースで、怖いので車の中で寝ている、と言う人がたくさんいました。

車の中で寝るのはしんどいものです。エコノミークラス症候群の心配もあります。

車を頼りにするとしたら?それも一つの防災です。今は小さくたためるテントがあります。

ひとつトランクに入れておくのもいいかかもしれません。

そして、とにかく逃げる、一刻も早く外に出る…そんなときは、最低限のモノしか持ちだせません。

 

つまり、ケースバイケースを考えておくともっといいんじゃないかと…。

もちろん、いきなりつぶされて身動き取れなくなることだってあるわけですから、これでいい…はないんですけどね。

まず「とりあえず逃げる」ためなら、リュックひとつ、貴重品袋ひとつ。

私はバッグはあまり替えませんので、いつも同じバッグの中に大事なものは入れてあります。

財布、免許証、保険証とか年金手帳障碍者手帳類、通帳はモノによりますが、カード類はひとまとめ、三文判、

ゼッタイ必需品?携帯用老眼鏡、ケータイ、マスク(ケースに入れて数枚)…。寝るときはいつもそばに…です。

お勤めでバッグをかえることが多ければ、毎日出すときにひとまとめにしておく箱でも袋でも置いて

出したものはそこに必ず入れて置き、いざと言うときは、それをひっつかんで逃げる…。

それと、よく言われるのが「足をけがする」こと。ガラスが割れて飛び散って…窓とは限りません。

ボード類やテレビだってわかりません。裸足で歩くのは危険。

我が家はいざと言うとき、何はなくとも息子をおんぶしなければなりませんから、

いつも枕元に「負ぶい紐」を入れた袋があります。そこに、以前主人が持ち帰った「ホテルのスリッパ」

これをいれるようにしました。大きな破片には対応できないかもですが、とりあえず裸足よりはマシ。

ホテルのスリッパは薄くて軽いので重宝です。

 

友人の娘さんはマンション暮らしとのことでしたので、まず玄関…でしょうから、そこにリュックを置いて、

水1本、非常食(カロリーメイトなど)、チョコレート、軍手、サバイバルナイフ(ハサミや缶切りなどもついていますから)

エマージェンシー・シート(銀色のアレ、開かなければ手のひらに乗るような小さいものですので2~3個、

とりあえず避難所まで着けば…なら、このくらいで。そのほか懐中電灯もあればいいですね。

あとお金、財布など持ち出せなかった時のためですが、小銭も入れておくといいです。

大きい装備になると、玄関に毎日足元に置いておくのはジャマ感があるでしょうから、

小さくまとめたリュックを壁にぶら下げておくとか。

 

こんなことをいろいろ話したり考えたりしていました。

そして今日は、二度目の地震で亡くなった方のリポートなどを見ていて、ほんとにお気の毒で…。

誰しも家に帰りたいのは当たり前ですもの…。

実家は、父が一人ですので、おととし「部分耐震」のリフォームをしました。

完全ではありません。お金のかかることでもありますから、工務店と相談のうえ、

いつも寝ているところと茶の間の二部屋のみ、耐震をしてもらいました。

この「部分耐震」ですが、これもいろいろあります。

完全にシェルターにするには、一部屋を鉄骨にして、ほかが全部くずれてもそこだけは大丈夫…

というタイプ、これはレスキュー・ルームといいますが、そこまでしなくても、一部屋だけ耐震を強化することで、

何もしないよりは、命を守れる確率が高くなる…というリフォームもあります。

もちろん家の大きさや建築方法、築年数などでいろいろ違いますが、実家は瓦屋根を今風に変えただけで、

屋根荷重が三分の一に減りました。また、二階建てですが、父は今は1階で暮らしています。

最悪の場合、寝ている部屋では天井が落ちるかもしれませんが、壁がつぶれない分、

例えば全壊までの時間を稼げるとか、例えばつぶれても隙間を確保できるとか、そういうメリットはあると思います。

後からする耐震については、公費での負担もありますから、寝る部屋だけでも…と思いますねぇ。

 

いくら考えても備えてもキリのないことですし、その時点で命がおわることだってあり得ますが、

あれがあれば、これがあれば…と、あとで思うようなことがあれば備えておいた方が…と思います。

被災地に、十分な救援物資が、ちゃんと届くようになりますように。

体の具合の悪い方が、早く手当を受けられますように。

ひたすら祈ることしかできない私です。明日は郵便局から募金をしたいと思っています。

今日、父が持ってきてくれたパン「これも被災地支援だ」と言って…。

とってもおいしかった!

 

          

 

またくまモンが元気に「こんちくわ」と、活躍できる日が一日も早くきますように。熊本、おきばりやっしゃ! 


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