本日は涼しげに・・・と・ん・ぼ・・すいすいと・・。
同じ「とんぼ」でも、書いてる方の「とんぼ」は最近体が「重たくて」
とんでもほばーりんぐしても、ずずずーっと落ちていきそうですが・・。
夏ちりめん、ごく薄くて軽くて飛べそう(こだわっとる・・)です。
おとといの「青」よりやや濃いめですが、少し明るみがあります。
別々に離してみると同じように見えるのですが、並べてみるとびみょーに違う。
色と言うも . . . 本文を読む
すみません、暑っ苦しい羽織です。
これは縫い取りお召し、しかも漆糸、凝った模様で、けっこういいものです。
御簾が風にふわりとゆれているところと、細かい橘を配しています。
がらとしてもけっこう大胆でかつ細かい・・。
色糸は三色でなんと赤、黄、緑・・信号機ですわ、まるで・・。
黄色はしずんでいてはっきりしませんが、赤と緑ははっきりしています。
地色は黒なのですが、写真が白っぽくなってましてすみません . . . 本文を読む
梅雨も真ん中まっさかり、九州方面のかたは、
たいへんな大雨のようで、お見舞い申し上げます。
せめて一足お先に「夏の風物」を・・。
絽の色留袖、色を抑えた「朝顔」です。
朝顔の花は、桔梗咲き種の先がとがった花びら、
それでよけいにシャープな印象になっています。
着物はもうあと少し濃いめです。着用可能、状態いいです。
夏の色留袖、着る機会はほんとになさそうですが、着てみたい一品です。
では本日は「 . . . 本文を読む
男物のじゅばんです。黒っぽく写っていますが、実際はやや緑を含んだグレー、
色辞典で見ると「千歳緑」・・が一番近いようです。
そこに飛んでいるのは「たけのこ」「しいたけ「くり」・・。
それがまた上手なんです。こんな絵です。
色がついていないんですが、なんかおいしそうでしょう。
ちょっと太目たけのこ、カサ大き目のしいたけ、どっちも私の好物!
この合間に小さなクリがころころ転がっています . . . 本文を読む
かなりモダンな図柄の訪問着です。昨日のものよりは華やかさに欠けますが、
柄の大きさと現代風の意匠で、全て手描きのこれもまた美しい着物です。
でもやっぱり・・・こちらは色落ち箇所がいっぱい・・。
ここはグリーン、別のところは花の色・・とこれまたにぎやかに
新しいもようができてしまっています。ほんとにもったいないですね。
それ以外にも、やはりほって置かれたためらしい茶ジミのようなヨゴレと
長く洗い張 . . . 本文を読む
縮緬の単の着物です。大きく写真とれなくてすみません。前身頃の部分です。
紫の縞模様に「虫籠」を配し、その籠の中を秋の花で埋めています。
籠の周りには露芝を飛ばし、いかにも涼しげ・・。
わずかなヨゴレが一箇所ありますが、見えないところですし、
穴アキ、色あせなど、保存が悪いなどの難はなく、状態良好、
着用もアンティーク好きならOKです。
で「タイトル」の「難アリ」ということなのですが・・・。
実は . . . 本文を読む
別にシースルーでセクシーに、というわけではありません。
実はこの中着の柄の部分、古くてもんのすごく薄いんです。
どれくらい薄いかというと・・・
透けて見えている「赤」は、裏地の「紅絹」です。
元々、柄行と織の感じから、単の着物であったろうとは思うのですが、
それにしても薄い・・・。でも、よれよれかというとそうでもなくて、
シャリ感はあるのです。フシギな布です。
色柄はとても地味、黒いと . . . 本文を読む
じゅばんなのですが、袖には別布がついています。
ホディのほうはなんともモダンといいますか、
こういう柄はモスに多いのですが、これは平絹です。
帯にしたら、けっこういいかなと思っています。
実は、ほんとにほしかったのはボディより「両袖」・・・。
こちらのほうが面白い柄でしたので。こちらです。
どんな柄かといいますと「家内制手工業」?の図・・、
いろいろオシゴトしてるんですね。
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河童さんです。これは絽の帯、私物でこれから仕立てます。
ちょっと今風の河童さんで、顔チャーミング?です。
墨絵っぽくさらりと描いてあるところ気に入ってます。
釣れるのかなぁ、家で奥さんと子供が待っているのかも・・。
こういう柄はあまりでないので、オークションで格安入手、
出品者様に感謝!です。前帯の柄は河童さんいなくて、
帰った後の川べり・・と言う感じです。釣れたんだきっと!
昨日コメントで、 . . . 本文を読む
「くらげの背に乗った猿」の図・・・。緞子の羽裏です。
たいへんリアルな図です。猿さん「烏帽子」までかぶってます。
猿さん、くらげさんをアップでどーぞ。
いやこれを見つけたときには「何の意味がある?」と悩みました。
しかしこんな図柄はめったにでるものじゃありません。
そこでとりあえず入手の手はずをしましてのち、一生懸命考えました。
ずーっとアタマの片隅にひっかかってるものがある・・なん . . . 本文を読む
写真は本日のタイトルと、まったく関係のないものですみません。
新着の羽裏です。これは緞子、すずめの柄は羽裏には多いのですが、
こんなにたくさん群れているのはあまりありません。
まぁそれがめずらしいかな・・と、それだけのことでして・・。
さて、本日は、昨日の記事の中、「捻袋」のことについて
「どうなってるのかな?」と言うご質問がありましたのと、もうひとつ、
これは「金魚柄」の浴衣の記事で「カマ柄 . . . 本文を読む
昨日の「更生300種」、着物や洋服を仕立てかえるという点では、
今でも使えるアイデアがたくさんあるのはもちろんなのですが、
そのあたりは、最近の「着物リフォーム」「洋服リフォーム」本に
たくさん出ていますので、今日はちょっと珍しいアイデアのものを。
といっても、母はこんなの作ってましたけど・・。
ご覧いただけばわかりますが、要は2枚の細長い布を「捻袋(ねじぶくろ)」に
縫い合わせるというもので . . . 本文を読む
昭和13年8月号「主婦之友」の付録です。
タイトルは「非常時裁縫 和洋衣類の再生法三百種」、
上のほうに小さく「主婦之友家庭報国運動」とあります。
戦争の足音高く聞こえてきた時代です。「非常時」と言う言葉が切実ですね。
表紙をあけると宣伝ページなのですが、文章がすごい!
「純綿を捨てて、国策上ス・フ交織品を愛用する時代が参りました」
参ってほしくなかったですねぇ。若い人は「スフ」なんてご存知ない . . . 本文を読む
一枚もないと思っていた金魚柄が、出てきました。
正確には「一枚」ではなく「一反」、浴衣地です。
何年か前に母からもらったもの、実物は地色が生成りを濃くしたような色です。
カマ柄なので、小さい私には似合わないと思い、そのまましまいこんでいました。
金魚と言うのは「絵」になりますね。
このところ雨か曇り、今日は午後から陽もさしましたが、
それでいて、ときどきぱらっと降ったりするんです。
もうじとっ . . . 本文を読む
ド迫力の「ライオン」くんです。
眼の辺り鼻のあたり、ちょっとマンガっぽい感じですですが、
鼻と口の一かたまりの部分だけでも、私の顔くらいあります。迫力あります。
それにしても、この羽織を着ていた人に会ってみたいものです。
表は羽二重の五つ紋、すでにヤケてちょっと白っちゃけてきていますが、
羊羹色ではないところを見ると「藍下」で、染めはいいもののようです。
お金持ちの余裕の「お遊び」・・と言う気が . . . 本文を読む