ずっと男モノばかりアップしてましたので・・。
これは女の子、というより女の赤ちゃんの着物です。
たぶん、お姉さんとかいとことか、年上の女の子の着物の
リフォームだと思います。最初から赤ちゃん用の着物というのは、
もう少し子供らしい柄とか、赤ちゃんということでの縁起物、
たとえば「病気よけ」に「薬玉」とか、そういうものが多いですから。
柄は「誰が袖」です。間に「牡丹」と「菊」が大きく描かれていま . . . 本文を読む
あれこれ整理したら出てきました。古いものではありますが、
これを手に入れたのはごく最近です。箱に入れてすっかり忘れてました。
時々「着物の古着」を買うお店で、ついでのように売ってまして、
なんか古ぼけてておもしろそう、というのと、
テレビでの天馬天平のファンだったから・・というのが理由で買いました。
後でわかったんですが、古い本ってモノによっては高いんですねぇ。
これは・・・ほんとに安かったんで . . . 本文を読む
ちょっと光って模様がわかりにくいですが「櫛」です。
もうとっくに鬼籍に入り、しかも93歳の大往生だった
祖母からもらったもので、たぶんもう90年くらい前のものです。
福島の寒村の生まれで「東京」に女中奉公にでてきた・・と聞いています。
そういう状況ですから「本鼈甲」なんてシロモノではございません。
セルロイド製や木製です。それでも金色の彩色や小さな螺鈿は
きれいに残っています。おそらく晴れ着用で . . . 本文を読む
「楠正行」です。これは男物の羽裏(羽織のウラ)です。
「楠正行」、とわかった理由は右上隅の四角の中の歌でした。
あまりにも達筆なのでエラい苦労しましたが「かえらじと」と「梓弓」
それに「名をぞ・・」のあっちこっちちょっとずつを読んで
うろ覚えの記憶の引き出しを引っ掻き回し、やっと「あぁそうか」と。
「かえらじと かねて思えば 梓弓 なき数にいる 名をぞ留むる」です。
もう兜の緒も切れ、それを楯代 . . . 本文を読む
こちらは錦紗、男物の長襦袢だったと思われます。
なにしろ袖一枚分しかないもので、推測の域をでませんが、
連続柄で、これで着物ということはないと思うので・・・。
実は下の方「見越しの松」は、実際にはさかさまに染められています。
折りたたんで同じ向きに並ぶようにしてみました。
つまりこの「道行く人々」の図柄の間に、この松ともうひとつ
別の松の図柄がさかさまに挟まって連続している・・というわけです。
. . . 本文を読む
巻物の中に描かれているのは・・・
左下、水色のワクの中、「柿ようかん」の字は大きいので読めると思います。
その下の箱のような絵は「鯛めし」その上は「山葵漬」
鯛めしの横は「はまぐり」で「く」「わ」「な」、桑名名物ですね。
巻物の下、ちょっとかけているのは「浅草海苔」・・・。
日本全国、名物ランキング・・というところでしょうか。
江戸時代は旅行が盛んになり「お伊勢参り」とか「箱根の湯治」とか
庶民 . . . 本文を読む
さてお立会い!見ての通りレコードです。
しかし古い・・。たぶん昭和20年代・・じゃないかと思うのですが、
はっきりしたことはわかりません。父の持ち物でした。
過日、私が古いものを整理していたらちょうど父が来て
「そういえば、ヨメに行くときに置いてった古いもの、あったな」
と言って次の日ドーンと届いたのが私の古いレコードや本。
それに紛れて、このテのレコードがあったので「これは私のじゃない」
とい . . . 本文を読む
ちょっと見ると「古典」でも書いてありそうな、
或いは水茎麗しい書道の手本のような・・・。
実はこれ、明治44年9月発行の「○越デパート通販カタログ」です。
表紙の裏側には、3本の万年筆の広告があります。
「何れも舶来の高等品なり。一年二年で使用に堪えざる如き安ものにあらず。
試みに御使用ありたし。」あ~~今ならゼッタイ買う気はおきませんね。
カタログの中は「モノクロ」といいますか「紫と白」の . . . 本文を読む
昭和32年11月号とあります。48年前の本です。
母からもらいました。表紙には「和服とふとん」とあります。
当時は布団も、家庭で作ることが珍しくなかったんですね。
そういえば母が狭い部屋の中で、てぬぐいを広げて銀行強盗よろしく
眼だけ出してうしろでしばり、綿と格闘していたのをかすかに覚えています。
この写真は、いってみれば「今月の特集」ページで
「配色と装い」というテーマで7色の着物を並べてい . . . 本文を読む
ご存知、義経八艘飛びの図です。
男の子の着物、これは、着物とおでんち(こっちでいうとちゃんんちゃんこ)の
セットだったと思います。男の子の着物柄で「戦記もの」というと、
けっこう、この「義経さん」使われます。
あとは「♪京の五条の橋のうえぇ~~」の弁慶さんと一緒に登場とか。
でも、実際にはカレは命がけでがんばったあげく空回りして、
最後は実の兄に追われて討たれる・・というヒサンな末路なわけですか . . . 本文を読む
「おくどさん」の箱と一緒に入っていた箱から出てきました。
これは母からもらったもの、少なくとも50年以上昔のものです。
大きさはタバコと比較してみてください。
今、ドールハウスがはやっていますが、日本にはずーっと昔に
こんなものがあったんですね。鏡台とお針箱です。
よくわかるように、わざと引き出しを開けました。全部ちゃんと開きます。
鏡台の鏡部分は昔(つまり私が子供のころ)は、もっとちゃんと映っ . . . 本文を読む
どうみたってオモチャ・・ハイその通りです。
これは昨年手に入れたもので、昔の「おままごと」のセットです。
おくどさん、つまり「かまど」ですね。
お釜、鍋、一番右はお湯を沸かすためのもので、
かまどの中に隠れている部分はどんと大きいです。
下にはいかにも薪がストックされているように、
薄く輪切りにされた木が貼り付けてあります。
どんな女の子がこれでおままごとをしたのでしょう。
いまやかまどなんても . . . 本文を読む
今夜は徹夜になってしまいましたので、ついでにもう一枚。
先月友人のところへ「お嫁入り」した「ちりめんの秋の味覚」
題は「秋日和」として、もらわれていきました。
小さくて見づらいですが、アケビに柿、ザクロが一個
きのこの右はどんぐり、ハカマだけホンモノ。
まつぼっくりは近くの公園で拾いました。よく見えませんが
アケビのぱっくり割れて見えている種の部分、白一色の綸子の変わり織り。
デコボコ感が種そ . . . 本文を読む
私は着物の古着を解いて、和小物を作っています。
ちょっぴりだけ販売もしています。
最近はリサイクル着物のお店も増えているというのに、
私のところには「もう着られない古い着物」がいーっぱい!
でも、古い着物にふれているのって、ほんとに心地いいんです。
この古布は反幅(35センチ位)の真ん中に、この「鶴」と
もうひとつ「亀」が交互にポンポンと縦に並んでいる・・というものです。
かなり古い鬼しぼちり . . . 本文を読む
ブログを始めたら、カレンダーを毎日埋めるぞ・・と思っていたのに、
今朝見たら22日は「書いてない」、アレッ・・あっ!アップしたのが
夜中すぎだった・・あ~マヌケなシンデレラ、12時までがお約束ぅ。やれやれ。
今日も天気でしたので、伸子張りをしました。
せっせとやっていたら、ご近所さんが次々とできます。
あぁ今日は、毎年恒例町内会の「いもほり大会」だったわ。
しっかりいもほりスタイル、大きなふくろ . . . 本文を読む