ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

京都の話が止まらない~

2009-11-05 14:28:29 | つれづれ
写真は以前にも使いました、京都のホテルからの景色です。


いつもよそさまから「お題」をいただいてまして…すみません。
本日の話題「そうだ京都いこう」です。そう、あのCMです。

あれは1993年といいますから、もう16年前から始まったんですね。
私は「船橋」で最初に聞いたわけですが、なにしろ「季節性」のCMですから
ほかのCMのように、手を変え品を変え一年中…ということがありません。
その季節になると…で、正直なところ今はこのCMが始まると
「あっもうそんな季節なんだ」と思います。

合間にはさむのは過去の旅の写真です。
こちら大河内山荘の庭


   


実は、このお題をいただいたかたのところでコメントにも書いたのですが、
私はこの曲がどうしてもちゃんと聞きたくなって…ある日CDを探しに行きました。
この曲「My Favorite Things」といいますが、
そのときは、曲名もなんにもわかりませんでした。
で、レジで男の人に「すみません、JR東海のCMで『そうだ京都行こう』って
ナレーションが入って…」と説明したのですが、
まだCMが始まって間もないころのこと、そんなに知られてもいなかったし、
そのお兄さん、わからなかったんですよね。当然ネットもなかったし。
で、隣にいたもう一人のお兄さんに聞いたけど、その人も
「CMみたことあるんだけど、どんな曲だっけ、お客さん、どんな曲?」
どんな曲って言われたってねぇ…歌詞があるわけじゃなし…。
しょーがないから「あのね…♪チャーラッチャチャーラッチャ…
チャンチャンチャンチャンチャンチャン…」とエンエンとやりましたがな。
ほかのお客さんは振り返ってみてるし…。
それでも二人とも「そういえば聞いたことあったような…見たような…」
そしたら、もう一人店員さんがやってきて、
「それね、サウンドオブミュージックの中の『私のお気に入り』って曲ですよ。
映画の中でジュリー・アンドリュースが歌ってますー」
最初からこの人だったら、何も長々歌わんですんだのに…。
ともあれ、これで曲名はわかりましたので、いさんで買って帰りました。
「サウンドオブミュージック」のCDを…。
でも、ワクワクしながら聞いてがーっかり…だって彼女が歌ってるんだもん。
そりゃ当り前の話なんですが、そこまで考えなかった~。
歌詞が入っていると、またゼンゼン感じが違うし…。

結局それっきり聞いていないというこのモッタイなさ…。
とりあえず曲名わかったし…でヨシとしました。
いまやネットで検索すれば好きなだけ聞かれます。
で、こんなページを見つけました。
2006年までの…。
これで見ていて、私がCDを探しに行ったのは
1994年の地蔵院のころかなと思い出しました。
毎回全部を比較して聞くわけではなかったので、深く考えなかったんですが、
そのたびにいろんなアレンジや楽器でやっているんですね。
あの、ナレーションが終わって盛りあがるパターンだけが同じ。


     
   

上のサイトで、私全部見ました…ははは、ヒマじゃ。
なかで二回出てくる「善峯寺」は、すんごい山の中です。
以前にも書いていますが、昔、伯母の家に泊まったとき、
ほなちょっと犬の散歩に行こか…といわれて、二人と一匹ででかけたのがここ。
えぇ歩きましたともさ、なんも知らんでついてって、たいへんな思いをしました。
伯母にとっては庭みたいなもんですから、途中からは山菜採りのわき道に入るし
「そこ、落ちたら死ぬでぇ」なんて言われながら(もちろんジョーダンでしたが)
ガケを登ったり降りたり…伯母は「あぁ今夜のお菜にええわ」とかいいながら、
なんかいろいろ摘んでて進まないし…。
いまだに私は「どこをどう通ったのか」わからないんですが、
ググって地図を出してみました。まず「善峯さん」の位置、
○で囲ったのが京都駅、左上の方が「嵐山」、左下「A」が「善峯寺」です。
けっこうはなれているでしょ。
この地図だと、伯母の家はお寺の右上「10」の数字あたりです。


  


こちらが部分拡大で、伯母のところから善峯さんまで。 
かなりの距離で、しかも途中からは「山の中」です。


  


こんなところですから、その昔はお参りに行くのも在の人くらいで、
あとは写真家とかハイキングが趣味のヒトとか…いわば「穴場」だったんですね。
でもりっぱなお寺でした。ブツブツ言いながらついてった私も、
服についた葉っぱだの小枝だのをとりながら入っていって、
ふと眺めた景色のよさに、思わず文句も消えました。
とても広いお寺なんですが、庭一つ見るだけでも価値がありますわ。
庭の「遊龍の松」は、残念ながら、近年片側の枝がダメになってしまったそうですが、
幹は一本で、左右に枝を長く伸ばしています。
龍が遊んでいるようだ、というので「遊龍」と名がついているわけですが、
もちろん私が行ったのは40年近い昔ですから、折れる前の全景でした。
観光客なんてだーれもいなくて、山門の前にひなびた漬物やさんがあるだけでした。
私はじっくり見たかったのですが、伯母にとっては「珍しくもない場所」…
「帰るでぇ、来るのにモタモタしとったから日ぃ暮れるし…」
(道草喰うたんは、アンタやんか)
というわけで、またまた帰りも山の中を通り、伯母の家に着いたときは、
私の両足はパンパンでした。伯母とワンコはものすごーく元気でしたけど。

今は観光ガイドにも載っていて、バスなども増えているようです。
私が行ったのは秋口のことで、まだ紅葉はそんなでもなかったんです。
一度紅葉の時期に…と思うのですが、たまーにニュースなどでやるとスゴイ人…。
やっぱ早朝ねらいでないと…いやしんどいわ…で、あれっきり行ってないんです。
伯母も亡くなって長い時が経ちました。
伯母とのあの「散歩」を思い出しながら、こんど行ってみますかね。
いえ、山道じゃなくて、バスで…ですが。

私の親戚のあるところは、みんな京都の街から離れたイナカですので、
今でこそ観光地として名前が出たりしていますが、
当時はいつ行っても人の来ないところばかり。
一応有名ではありましたが「金蔵寺」「勝持寺(いわゆる「花の寺」)
「大原野神社」「長岡天神」、そして今CMに出ている「光明寺」…。
あんなにひょこひょこ行ってるときは、ありがたみもわからず、
ただイトコと散歩したり、ワンコと走ったり…でした。
今更ですが、ひとつひとつゆっくりたずねてみたいものです。

さて、きょうもどこかの局でCMやらないかなぁと、
気にしつつ動いている私です。
長塚京三さんのナレーションも好きだしー、再婚したけどぉ…。

追記…ふと伯母の話を思い出しまして「札所」だと言ってたような…。
で、善峯寺のページ見ましたら、ちゃんと書いてありました。
西国三十三ヵ所観音霊場(第二十番札所)だそうです。
そういうところを回る人たちは、昔からせっせと行っていたんでしょうね。
ついでのことに、バスも調べたら、平日は一日に…えっ4本…。



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4 コメント

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そうや 京都にいるのに・・・ (えいどん)
2009-11-06 00:35:00
ご無沙汰しています。介護のジェットコースターに乗って、あれよあれよとワーワー言ってる内に3年ぐらい経ってしまっているんですね。
コメントするのはお久しぶりですが、ずっと読んで楽しませていただいてました。
生まれたのが鴨川の東側なので桂川の西はまるで知りません。「よしみねさん」の語感がいいので善峰寺は行ってみたいと思っていました。ほんとにいい所ですね。何とかして行きます。京都にいるのに何も知らなくてもったいないことです。
また時々おじゃまさせていただきます。
返信する
Unknown (陽花)
2009-11-06 00:48:44
善峯寺へは札所巡りで行きました。
でも・・・どんなお寺だったか思い出せず
写真を見て、やっと思い出す始末です。
私たちは一番近くの駐車場からの歩きでしたが
この距離を歩かれたなんてすごいですね。
返信する
Unknown (とんぼ)
2009-11-06 13:42:48
えいどん様
介護のジェットコースターですか。
ほんまに気ぃぬけまへんなぁ。
やったものでないとわからないタイヘンさです。
我が家は「介護のコーヒーカップ」…。
好きなよーにくるくる回ってますので、
振り回されております。

京都に限りませんが、そこに暮らしていると、
いつでもいける…というのもあって、
なかなかお尻が上がらないものです。
私なんか横浜・元町…30年以上行ってません。
今度行っても「おのぼりさん」ですなぁ。
善峯さんは、高台ですので景色はもぉ
バツグンです。それだけでもすっきりします。
ぜひ、お出かけください。
介護、ご自身もお体気をつけてくださいね。
返信する
Unknown (とんぼ)
2009-11-06 13:46:32
陽花様
ほんとに山の中で、まわりに何もありませんもんね。
ものすごい山道だった記憶があるんです。
伯母にとっては山菜やきのこ採りの、
ひみつの場所みたいでした。
実際には近道だったのかもしれませんが、
「道草」が多くて時間かかったこと…。
でも、もしいけたらもう一度、歩いてみたい
そんな気もします。
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