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先日実家へ行ったら、父が「こんなのが出てきた」と、出してきたのが写真のケース。
父もすっかり記憶が曖昧になっていますから「なかなかいいだろこのケース」と。
これは私が買ったんだわよって…。横が40センチくらいあります。
開けると取り外せる小物入れが2段ついていて、その下がけっこう深いスペース。
元々は「釣り用道具」として売られていたもので、
釣り好きの主人が釣り針や糸などこまごま収納するのに買ったのですが、
私の裁縫道具などいれるのによさそうだと更に二つ買って、
ひとつを手芸好きの母にプレゼントしたものです。
で、入っていたのがこちら「ボタンがいろいろ」でした。
全部出すと大変なので、小さなポリ袋を1つだけあけて広げました。
たぶん、人からもらったものも入っていると思います。
こんなかわいい缶に入ったものもありました。
榮太樓の飴の缶、「有平糖」と名前が入っています。缶のフチなどすっかりさびているし、
いったい何十年前の「お雛様用」だったのか…。手のひらにのるようなサイズです。
私もそうですが、古い洋服など始末するとき、ボタンやタグなどが「捨てられません」。
母ほどではありませんが、私もボタンは山ほどあります。
母のもの、開けてみると単品、2~3個のもの、着分らしく8個とか揃っているものなどさまざま。
昔は暮らしも今よりたいへんでしたし、物もたくさんはありませんでした。
だから、服のボタンがひとつなくなると、よほどのよそいきならともかく、
私が普段着ているような服だと、似たような感じのボタンを探してつけてくれていました。
ほんとは嫌だったけど、実は周りの子供たちもみんな同じでした。
母は例えば5個のボタンのうち1個がなくなると、全く違う色のボタンを2個足して、
元の3個、足した2個を交互につけるとか、そんな感じでいかにも「ないのでこれつけました」
みたいにならないように、工夫してくれたりしていましたっけ。
それとワイシャツのボタンって、大きさはいろいろですが、どれも似たようなボタンです。
なのでブラウスやワイシャツの白いボタンがなくなったり割れたりしたときは、
たくさんとってあるものの中から、ほとんど見分けのつかないようなものを探してました。
これは私も結婚してからもやってましたねぇ。
古いスーツなどから全部取ったものなどは、次に服を縫ったときなどに全部それをつけたり。
今は何か作ろうとすると、服の生地の色に合わせてボタンも全部買いそろえますが、
昔はとにかく「再利用」が多かったです。母はファスナーまで外してとっていました。
それと小さいボタンで傷がついたり欠けたりしたものは、お手玉の中に入れたり、
黒いボタンはぬいぐるみの眼に使ったり…いろんなことを考えてましたね。
今、自分の手持ちと母のものとを合わせたら、かなりの数になります。
なくしたボタンの代わりに使うという方法は、今の時代はちょっとねぇ…になりましたけれど、
かわりにいろんな「手芸」もでてきたし、今は自由なおしゃれで、
例えばいろんなボタンをじゃらじゃらつなげてバッグなどの飾りにしたりということも、
バッグのデザインに合わせれば、なかなかのものになります。
きれいな色だけまとめるとか、パステルカラーのものだけ、透明なきれいなものだけ、
そんな風にまとめて、瓶に入れてディスプレイするなんていう、
なんといいますか「暮らしのゆとり」みたいな?そんな使い方もできる時代です。
ますます捨てられませんねぇ。
見覚えのあるボタン、全く記憶にないボタン、まだ台紙についているようなもの、
この特別大きいのは何に使うつもりだったんだろう…そんなこんなを考えながら、
いっぺんぜーんぶ「ボタン整理」しなくちゃ…と思った私です。
それこそ手芸屋さんで使うような、小さい引き出しがいっぱいあるケースを探さないとです。
そしてさらにケースの下段の隅に入っていたのが、ボタンとは全く無関係のコレ…。
残念ながら、きしんでスルスルとまわりません。
表面のフイルムみたいなのもはがれつつあります。
流行りましたよね、これ。
いっとき「全揃えのポイント」みたいなのを覚えて、しょっちゅうできてましたが、
今はもうすっかり忘れています。
母のものは、まだ整理がついていないものもたくさんありますが、
まだまだ私にとっての「お宝」があることでしょう。楽しみです。
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