ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

寒いです~~

2012-04-14 19:23:13 | つれづれ

 

春先は落ち着かないとはわかっていても、いきなりの寒さで、またストーブの出番です。

今日は、午後から来客だったので、あわてて部屋を暖めました。

寒い中、外から来るほうがオキノドクです。これで桜も散りますねぇ。

 

来客は年上の知人、あれこれおしゃべりしながら、ハギレや古着の箱をあけたりしました。

おたくへ来ると珍しい柄やキレイなものが見られて…と、喜んでいただいてます。

今日は時節の桜柄はぎれを「どーしたもんか」と眺めていました。

トップ写真のものです。すごくすきなのですが…シミもあるし、色が移ってまして。

濃い赤があちこちについてしまっています。

 

          

 

振袖だったものですが、後ろ側を並べてみるとこんなです。

 

      

 

こちらが前、すでにおくみはありませんので間が抜けて見えますが…。

刺繍もちょっとあってすてきなんですけどねぇ。

 

      

 

一応、藤やあやめ、橘なども入っていますから、春でなくともいいのですが、

やはり見事な「桜の花丸」と、このピンクの色を見ると、桜の季節に着たい振り袖ですね。

それにしても、前の一番きれいなところにやたら大きなシミがいっぱいで、残念な着物です。

 

いっしょにだしてあった、こちらは春のさきぶれ?蝶の柄。こちらは小紋の着物でした。

 

            

 

ところどころに少し濃い色を入れていることで、上に重なっている…下になっている…という

立体感がでているわけで…一色なら平坦だと思います。

 

      

 

これは小物つくりに使った記憶がありまして、身頃と袖分しかありません。

ちょっと昔の紋ちりめんで、じゅばんには少し地厚感がありますが、胴貫で作ったらいいかなぁ…。

と思ったら、お客様に「順番に片付けないとねー」…といわれてしまいました。そーでした!

 

お客様も言ってましたが、昔(私やその方が嫁入りのころ)は、若い目の小紋の着物とシブい目の紬を、

箪笥に入れてもたせたものだったと。

つまり小紋と言うのは、どうしても紬よりは着られる年代が狭まるものですから、

ギリギリ30代くらいまで着られるような小紋を持たせて、その先は新しく年相応を買うか、

ハデになったものを染め替えるかしたものだ…と。紬は渋めならながーく着られますからね。

それでも、だいたい今の人は「小紋」をあまり着ませんね。

というより、小紋も柄がこぶりで、色もおとなしい感じ…。華やかでかわいい小紋や大柄のものを見かけません。

若いときにしか着られない色、着られない柄、というのは、洋服と同じなんですけどねぇ。

 

古い子供の着物だの、おもしろい羽裏だのを並べながらおしゃべりしていましたが、

今日は最初から外も薄暗いので、時間が経つのがわからず、

「あららもうこんな時間」…と、あわててまた雨の中を帰っていかれました。

私もお客様を送り出してから、ありゃーごはん炊かなきゃ、えーとひき肉を解凍するんだったけか…。

えーい間にあわない、今日は寒いから「なべっ」…寒いからか???

ちっと気がひけたので、野菜たっぷりスープとあぶたま、オトコドモにはお魚…でおわりっ…またしても手抜き。


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (とんぼ)
2012-04-15 19:43:02
りら様

きもぉち、羽裏には厚いかな、なんです。
でも、針のある記事ならいけますね。
しぶーい羽織の裏が「春爛漫」…いいですねぇ。

蝶のほうは、羽織で着たかったなぁなんですが、帯でもいけるかな?とか。
私も「妄想爆裂」毎日です。
またいろいろだしますねぇ。
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Unknown (とんぼ)
2012-04-15 19:37:54
陽花様

てんこ盛りの柄ではないけれど、眼を引きますよね。
華やかでかわいいです。
柄は大きいけど、小さい子の着物に直してもいいかななんて思いました。

とがっているのは「紫蘭」のようですよ。
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Unknown (とんぼ)
2012-04-15 19:34:54
古布遊び様

入手したときから「なんでこんなところにシミがー」って、
ため息ついてました。
かわいいのにねぇ。きたところを見たかったです。

最近は若い方がジミなかっこうをするのが主流のようで、
洋服でもまっかとかドピンクとかって、限られてる気がします。
着物は若いほど「どっきり」するようなものにも、
トライできるんですけどねぇ。
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これは・・・ (りら)
2012-04-15 05:10:24
紋綸子でしょうか?
羽裏にどうでしょう?
地味~な羽織の裏にこんな艶やかなのを付けていたら、ムフフと嬉しくなりそうです。
青の蝶々もこれぞ渋可愛い!で、素敵ですねぇ。

とんぼさんのお宅に伺うことはできなくても、こうしていつも素敵な布を見せていただいて、妄想膨らますのが楽しみです!
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Unknown (陽花)
2012-04-14 21:05:16
地模様も凝っていて、振り袖だった時は
さぞかし目を引いたでしょうね。
桜の花丸ともうひとつ花びらが尖っている
花丸は何の花なんでしょうね。

一面蝶々なのに、くどくなくすっきりして
いて素敵な小紋柄ですね。
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Unknown (古布遊び)
2012-04-14 20:55:35
とても豪華で華やかな振袖ですねえ~~
色移りとシミですかーーもったいないですね。
残念!
蝶柄の小紋も色の濃淡が本当に素敵!

若い人にはその時にしか着れない素敵な色、柄の物をお召しになってほしいですね。
着物になるとなんだか急に感覚が違ってくるのかなあ~~
それとも時代なのでしょうか?



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