国内外を問わず、なんだか騒がしい春です。
天気だけでも、とんでもない低気圧が来たり、お彼岸過ぎてもいっこうに「寒さ」が去らなかったり…。
原発、復興、防災、忘れちゃいけないことがまだまだあって、お荷物をどんとしょっての春と言う気がします。
おとといのお天気の日には、スーパーの屋上に止めていた車の中はむんむんになっていて、
思わずクーラーを入れたのですが、この夏はどうなるのでしょうねぇ。
写真は、毎年楽しみなお向かいさんの「海棠」。つぼみの赤さと花の薄紅がほんとにきれいです。
さて、のほほんムードの少ない春ではありますが、我が家の「騒春」は、父の外出!
とりあえず、自分の家の中と周囲を歩いてみてごらん…で、一日外出許可…となりました。
外泊となりますとまたタイヘンですので、明るい間に往復する…というお話しです。
とりあえず、歩くのに危なそうなものはよけてありますが、
実家は廊下も部屋の中も「敷物」が多いのです。
元気なときは、なんともおもわないものではありますが、
母が生前足が弱ってから、カーペットにつまずいて顔面から倒れ、カオ半分内出血になりました。
5ミリでも突っかかるときは突っかかる…というのが「病気」というものです。
父は、右足のつまさきが補装具をつけていても、意識的にあげないとぶつかると言ってました。
そのアタリが一番心配なところです。
手で何か持つ場合は、持ち上げて「あっ」と思えば、持ち直したりやり直したりすれば…ですが、
突っかかった場合は、それがそのまま転倒につながりますから。
外出で家の中での動きが確認できれば、連休前には帰れるかな…と、思っていたのですが、
父いわく「どうもそんなカンタンなもんじゃなさそうだ」と。
元々父は、リハビリが始まるとき、一人で暮らせるように…どころか、
なんとか娘の助けになりたい…と医師にも伝えた、と言う状況ですから、
病院側も「とにかくひとりで問題なく暮らすためには」と、それが目標。
それで「外出で帰宅したら『リュック』を持ってきてください」といわれたそうです。
これから先、杖をついて買い物に行ったとき、背中に荷物を背負ったときのバランスがどんなものか、
実践するのだそうです。幸い病院のすぐそばに大きなスーパーがあり、
そこへ行くには階段も信号もあるのでいい訓練になるのですね。
それこそ「砂袋」でもいれて体のバランスを実感したり、入れるものを重過ぎないようにとか、
リュックの大きさから買い物の量の限度なども、実際やってみるようです。
一人暮らしですから、食料もさほどいりませんし、例えばお米やしょうゆだの味噌だのは、
私が生協やネットで買って届ければいいことですから、
私にしてみれば「健康とリハビリのために、ちょっとした食材を買う外出」を、のんびりやってくれたら…です。
でも父はねぇ…なにしろ自転車で走りまくって「カボチャが安かった」「タマネギ一山100円だった」と、
「はんぶんこしような」なんて運んでくれていた父です。
品物をもらうことはともかく、父がそれを楽しみにもしていたことを思うと、少しでも背中にしょって、
今日はパンが安かったぞー、なんて暮らしに戻れたらいいなと、そう思っています。
父が戻って、病院外の暮らしに慣れるころには、梅雨、そして夏になるでしょう。
もう健康体、とは言えなくなってしまった父ですから、暑さや湿度がどんなふうに体に影響するか…。
そんなことも注意しながら、ひと夏ひと冬…とゆっくり暮らしていってほしいものと思っています。
桜も終わり、はやいところ朝顔の種まきも…などと思っているのですが、また一日伸ばしにしている私。
とりあえず、お向かいの海棠と、我が家の灯台躑躅(ドウダンツツジ)が「はよしぃや」と、
後押ししてくれています。春…なんですよね、ヘンな寒さだけど…。
お父様リハビリ頑張って外出するところまで
こられたんですね。
私達でも僅かな段差でつまずきますが、思う
様に動かないと本当に心配ですね。
身軽に動いておられただけに辛いだろうと
お察しします。
一日も早く自宅で過ごせるようになります様に!
家の中や街は障害がある人には危険がいっぱい。自分が膝を痛めてからつくづく実感として感じられるようになりました。
今まではなんとなく頭では判っていたつもりだったのですが、いざ自分がそうなるとそういうことだったのかと思いました。
どうぞ頑張ってくださーい!
年配の方や、免疫系で疾患のあるときは
ころばないでください、と注意されました。
実際、転倒されたあと、外傷はないのに
肺炎で…を
まのあたりにして、実感しています。
おだいじにされてくださいね。
毎年楽しみにしている花です。
ほかのところのより、少し色が濃い気がします。
父は最初のころは全く動きませんでしたから、
だいぶよくなって「よかった」と思う気持ちと、
「もうもとのようには動けない」という気持ちとで、
複雑な気がしているようです。
なんとか人の世話にならないようにと言う気持ち、大切といえば大切なんですが、
あまりそれでムリしすぎないでほしいものです。
もう少しですわ。
私は息子とでかけると車イスですから、
いかれないところや、行きづらいところが一杯です。
自分自身も年をとると思うと「人に優しい町」ってのが、
もっと深く考えられていいはずだと思います。
私もヒザ、たまにくるんですよ。
ひょいと立つのが危ないしですよね。
転ぶな、気をつけよと、こんこんと言い聞かせて帰ってきて、
自分が玄関でつっ転んだりしています。
ほんと、ほんのちょっとが危ないんですよね。
ちちばかりでなく、私も気をつけないとです。