お正月もあららという間にもう3日、明日からは普段モードにスイッチ切り替え…できるのか?
年末からして大掃除もサボりまくりで過ごしましたし(毎年ですが)、お正月に親族が集まるとかもありませんし、
お年玉の準備もないし…ほんとに「のんき~」な正月で、皆様申し訳ありません…。
だんだん手抜きが増えている昨今ですが、昨年暮れに同じ言葉を別々の人から聞きました。
「ちょっとだけでも、子供に伝えたいと思うの」と。
その方々はそれぞれに忙しく、そんなにあれこれはできない状況ですが、
子供や孫が一人前になるまでに「日本の正月」「我が家の正月」というものを、少しでも見せておきたい…と。
以前にも昆布巻きや鬼殻焼きなどまで作る人がいて「よくそこまでがんばるね」と言ったら、
自分でやってくれるようにならなくても「うちではそうやっていたな」という記憶を残したい、と、
そう言った若いお母さんがいました。
生活習慣と言うものは、子供のころから身に着いたりしみこんだりしていくものです。
私もそうですが、母が火鉢で豆を炊いたり、フライパンに和紙を敷いてごまめを気長に炒ったり、
いつもはめんどくさいとやらないのに、大きなすり鉢でゴマをたくさん炒って、
山ほどたたきごぼうを作ったり、煮物は得意ではないのに煮しめを作ったり…。
そういう母親の姿を記憶していますし、ちゃんと大きなお重にあれこれ詰めていたのも覚えています。
我が家は状況から、誰にも伝えることがないので手抜きがふえていますけれど、
代わりによそ様に頼りにされて「年末もらいにくるから」と言われる…ありがたいことです。
昨年末は、日持ちする手羽煮込みやきんとん、あとは紅白なますのかわりに、
頂いた紅芯大根を甘酢につけました。これも大部分はよそ様に。
あとは我が家用に伊達巻のちいさいのを1本、煮しめは自分の好きなものだけ入れた煮物。
うずらの卵のしょうゆ煮、ゴボウは現在「歯」に心配があるのでパスして、
大根と厚揚げの煮物に、たっぷりすりごまをかけました。
30.31と2日食べられるようにと我が家で一番大きな鍋で大量のおでんを作り、
自分の分残して、あとは鍋ごと友人宅に(30日の晩のおかずに完食したと、空っぽの鍋の写真が届きました)。
大晦日、一段落して「年越しそば」、これはもう生協さんの冷凍ものです。
それを作って、息子にもほんの一口、縁起物だからとツユとつぶしたお蕎麦をちょびっと食べさせました。
元日はめんどくさいけどとりあえず「お雑煮」ちょこっと。お屠蘇はなしで
かわりに「福茶」をいただいきました。
昔と比べたら、ほんとに晴れやかと思う風習がなくなった感のあるお正月ではありますが、
必ず松飾と、各部屋の輪飾り、それに神棚仏壇のお供え、正月用の花.はずっと続けています。
もちろん、28日か30日に。「9の付く日は『苦飾り』になるから」という母の言葉はしみこんでいますから。
三が日は刃物も針も使わない…のですが、そうも言っておれず、今日はもう刃物も針も使ってしまいました。
生活が変化すればしかたのないこと、とは思っていますが、伝えられる人がいたら
「なかなか難しいけれど、ほんとはそういうものなのだよ」と教えたいですね。
日本は言葉の豊かな国です。
着物の色柄もそうですが、料理もその色や形にいろんな意味があります。
レンコンは「先を見通せるように」、黒豆は「マメでいられるように」、など。
また紅白蒲鉾は「白」は神様の色、清らかさや誠実の色、「赤」は魔除けの色、です。
結納の品にも出てきますがスルメが「寿留女」だったり、鰹節が「勝男節」だったり、
語呂合わせといってしまえばそれまでですが、めでたい意味を表す呼び方などにも、
「思い」というものがしみこんでいます。
お正月に外を見ても国旗もないし、晴れ着のお嬢さんも、凧揚げをする子供もみられません。
時代の流れは致し方ないことではありますが、だからこそわずかに残るおせちとか初詣とか、
そういったことについて「~なんだよ」と、普段の話の中で伝えていってほしいものと思います。
三が日が終わったら、暮らしは日常にもどりますが、
この「三が日」というのは比較的新しい習慣だそうです。要は元日から3日は仕事も休み、元日の続き…みたいな?
「松の内」は7日まで。年神様がうちにおられる期間です。土地によって15日もあるそうですね。
7日は七草がゆですね。あんまり好きではないです~。
あ、鏡開きもありますね。関東では1月11日。
松飾もお供え餅も、神様の依り代ですから、同じ日でもいいじゃないかと、まぁこれもまた勝手な理由で、
私は松飾とともに、お供えも下げてしまいますが、頂くのは11日以降です。
神様の依り代ゆえ刃物を向けることはなく、昔は金づちでたたいて割ったりしていました。
そもそもお供えにしてから十日以上も経ってますからコッチコチで切れるわけはありませんしね。
我が家は実家で餅つきをしなくなってからは、パックのお供えです。
味気ないと思いつつもしかたありません。
我が家は充填式ではなく個別パックの餅がはいっているものを買うので、
そのままおいてもかびる心配はありません。11日過ぎてからいただいています。
火鉢で餅を焼くこともなくなりましたが、餅はガスでやいたとしても「強火の遠火」、
こまめにひっくり返して均等に焼く…これがねぇ、なかなか難しい…。
トースターで焼く方も多いと聞きます。その場合は専用の餅網を使うことと、
いずれも先に温めておくこと、餅がくっつきにくくなります。
油を少し塗っておくとかねテフロンのフライパンで焼くとか、
火鉢がなくなったら意外な苦労が…ですね。
私、いい網を見つけました。最近はやりの「キャンプ用品」としても人気があるそうな。
「ユニフレームfanマルチ」という焼き網。
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真ん中の網が外せて、逆V字に乗せると、食パンを寄りかからせた感じで焼けます。
平らにすればお餅が焼けます。下の板のようなものが目が細かくてそれが熱くなるため、
上の方に乗せたものに部分的に強く炎が当たらないわけです。
最近のガス台は、温度が上がりすぎると自動的に炎がちいさくなってしまうので、
いちいち機能を解除しなければなりませんが、お餅のようにゆっくり焼くものは、
そのままほっておいてもひっくり返しだけ気を付ければ大丈夫です。
もう一つの便利道具、子供だましみたいなものと思っていたのですが、
「モチスラ」という「餅のスライサー」です。市販のパック餅ならOKで、
3ミリの厚さに薄くそげます。残り餅を揚げるのも洛だし、実はみそ汁とかお吸い物とか作って、
仕上げ一歩手前で餅を投入し、火を止めると余熱で餅はふんにゃり…すぐ食べられます。
関東はお雑煮でも焼いたお餅をいれますが、関西は丸餅そのまま、それでなれているので、
焼くのめんどくさい私は、もっぱらこれでポチャンと入れてお餅を消費しています。
もう「のどに詰まらせる」ことも心配な年ですから、ペラペラお餅、重宝しています。
こんな手抜き、どうかお許しくださいませー。あしたからちゃんと動きますでぇ…。
明日からもう、息子のヘルパーさんがきてくれます。浮かれ気分寝正月気分も本日まで!
頑張りまっす!
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