ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

お久でございます。

2016-01-08 11:22:07 | つれづれ

 

またまた間が空きまして、すみません。写真なしです。

今週は、例の「後見人」のことと、「成人式の振袖お渡し」のことがありまして、バタついておりました。

 

まずは「後見人」の方、今週ようやく行くことができまして、とりあえず第二段階突破!?

つまり、第一段階は、めんどくさい書類をあれこれ整え、これを提出して「申し立て」をするところまで。

そして今回は、提出した書類に不備がないかどうかと、質問に答えること。

 

さてさて「おんも」へ出るのは本当に久しぶりのこと。電車に乗るのは数年ぶり。

家裁のある場所(関内)なんぞいくのは…うっそぉ40年ぶりくらいだぁ…という状況。

しっかり「お山からおりてきたおさるさん」状態・・・。

幸い、どこもホームに着いたら電車がきた…という実にいいタイミングで行けました。

それで所要時間は、自宅でてから家裁まで40分弱という最短…。

関内はみなとみらいのすぐ近く…というよりちょっと歩けば中華街、元町、山下公園と、

観光地の真ん中です。そこへ行くのが40年ぶりというこのカナシサ…。

ともあれ、無事に着いたわけですが、まぁ一番心配だったのが「切符買えるかしらん」…。

なんたって、いまだに小銭で自販機ですから。

いいかげん「スイカ」だか「メロン」だかってやつに慣れなきゃいけませんな。

 

家裁、なんていったことありませんし、どうしても「裁判所」という名前から、

なにやら堅くていかめしいイメージがありました。中へ入ったらきっと冷え冷えとしてシーンとした、

型っ苦しい雰囲気なのだろうなぁと…。ところがはいってみたらコジンマリ、なんだか普通の役所の待合所風。

やがて依頼していた弁護士Sさんがいらして、それではと中の待合室に入りましたが、そこまでいくと、

いわゆる相談者がいーっぱい…それがねぇ、やっぱり場所柄ですよね。みんななんか…暗い?

そりゃまぁ裁判所ですから、楽しいお話はあるわけはナシ…しかたないことですが、

私の隣のおにいさんなんか、ずーっと下向いてて、時々ものすごいため息ついて…。

「だいじょぶか、オイ」…と思いましたよ。

私たちは、すでに書類提出してありましたので、予約時間ですぐ呼ばれました。

退出書類の分厚いファイルをめくりながら、担当のおじさま(ほとんど白髪で校長先生みたいな雰囲気でした)、

「えぇーと…ですね…あぁ…」(なんだ?なんかあるのか、文句あっか!…じゃなくて…)、

まず聞かれたのが「あなたは横浜在住なのに、なぜ東京の弁護士なのか…」。

実はこれ、先に「そう聞かれると思うから」と言われていたのです。

聞かれたら正直に、自分が知っている「横浜の司法書士の紹介である」と言うように、と。

ウソも隠しもなく、私は義父の遺産相続以後、横浜の司法書士M先生にお世話になっています。

主人の相続も只今お願い中、しかしこの司法書士の先生は「自分は成年後見制度のキャリアがないので、

それをよく扱っている弁護士さんを紹介します」…だったわけです。それが東京のひとだったわけで。

なぜその理由を言わなければいけないのか…つまり、わざわざ遠くの人に頼むのは、その弁護士と私が、

なぁなぁでないかどうか…ですねぇ。財産管理ですから、彼が後見人になって、息子の財産を管理するわけです。

私と彼がなぁなぁの仲だと、財産を好き勝手する場合がある…大笑いですが、現実にはそれもあるわけで。

だからこその「審理」、これでS弁護士さんがそのまま決まるということではなく、

場合によっては、裁判所が「この人にしなさい」と別の弁護士を紹介する場合もある…。

まぁ息子のことを主として考えるための措置ではありますが、じゃその弁護士が信用できるかと言ったら、

それもまた?ですよね。現実に、弁護士が使い込みしている例もあります。

こっちにしてみたら、少しでも面識のある人、知り合いの紹介、というほうが安心です。

この辺りが、この後見制度がまだ未熟な証拠なんでしょうね。改善の余地がほかにも多々あると思いました。

 

とりあえず、さしたる問題もナシ…だったのですが

「なんでこんなことしなくちゃならないか」…つまりはみんな「相続」のため。

めんどくさいばかりのことですが…でも思ったのです。世の中には犯罪に傾いてしまう人がいる…

お金と言うものは人を変えます。何億なんてそんな財産じゃなくても、ネコの額ほどの土地でも、

それを知らないうちにとられてしまったり、老後のたくわえだったものを子供に使われてしまったり…

そんなことが実際にあるわけです。

実のところ、私の周囲でも兄弟同士で相続や後見のことで大喧嘩になり、裁判で係争中…

なんて人がいるわけです。我が家のように、これといってそんな問題はなくとも、

ここはひとつがまんでしょ…と思いました。

 

さて、もうひとつ、去年記事にしました「友人の娘さんがお母さんの振袖で成人式」のこと。

いよいよ月曜日です。実は、本人が「お誕生日(3月)に着て、写真を撮るのがメイン」…とのことで

あわてないから、と言われていたのですが、私も呉服屋さんも「万一に備えて?」、

去年の内に仕立て直しもすませて準備しておきました。

案の定「友達がみんな着るという話になったら、やっぱり成人式当日に着たいって言い出して、ったく」と、

友人からメールがきたわけです。ダイジョブできてるよ、と言ったら「よかったぁ」…。

まぁ女の子なんてそんなもんですって。

帯締め帯揚げセットをお祝いすると言ってあったのも、去年の内に用意しておいてよかったー。

簪だけが間に合わなかったので、とりあえずありあわせで。

今日、全部取りに来ましたので無事お渡しできました。写真見せてねぇと言ったら、

「成人式の当日はスナップ写真ですけど、3月にちゃんと写真撮るときは、本人連れて

ごあいさつに伺います」…いいょぉ着物着て大変だからと言ったのですが、

「さんざんおせわになったのに、それはいけません。ちゃんときますので見てやってください」。

そういえば、この子は七つのお祝いの時も、ちゃんと親が連れてあいさつに来てくれたのでした。

春の楽しみが増えました。月曜日、うららかないいお天気になりますように。

おばちゃんはそれを祈っています。


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