『モーターサイクル・ダイアリーズ』という作品です。
時代設定は1952年。
主人公の名前は、エルネスト・ゲバラ・デ・ラ・セルナ。
のちにキューバ革命の中心的指導者となる人物ですが、
この時点では23歳の医学生。
友人の生化学者、アルベルト・グラナードと共に、
故郷のブエノス・アイレスを出発し、
オートバイで南米大陸を縦断するという旅に出かけます。
ゲバラという名前から、思想的な色合いが強いのでは?
と思いきや、そんなことはなく、
男二人の“バカ”で“まっすぐ”な道中記、
というような内容でした。
若い女性を見れば、格好つけながら口説いたり、
その日の宿と飯にありつくために、様々な智慧を働かせたり、
彼らの行動は無茶と衝動だらけ。
でも、そんな二人の姿は実に魅力的でした。
それに、彼らには熱い夢がある。
自分たちの知識を、世のために役立たせたい。
何をしていいのか判らないけれど、でも何かがしたい。
道中は、もちろん様々なアクシデントが起こります。
それでもなお、彼らは旅を続ける。
なぜか? それは旅をするため。
ハリウッド映画のように明確な起承転結もないし、
派手なクライマックスもない。
でもこの映画は、とても面白かった。
大絶賛とまでは言わないまでも、
見て損はないよと薦めることはできます。
映画のテーマとは何の関係もありませんが、
劇中“Happy Birthday to You”のスペイン語版(たぶん)が
流れるのを聞いて、
「この歌は世界規模で普及しているのか!」と驚きました。
そうか、南米大陸もこの歌でお祝いしているのか。
現在、恵比寿シネマガーデンにて公開中です。
興味のあるかたは、ぜひ足を運んでみてください。
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