というわけで『ステルス』の後編です。
激しくネタバレを含んでおりますので、ご注意ください。
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さて、休暇の後はまた訓練です。
でも我らがリーダーは、ずっとご立腹。
エディがよほど気に入らないようですね。
ボスから「嫌ならチームを辞めろ」とまで言われても、ふくれてます。
で、もちろんエディは期待通りに暴走するわけですね。
山深いところにあるテロリストたちのアジトを、核兵器ごと叩くことになる4人ですが、大問題が発生。
アジトの近隣には、普通の農民たちが暮らしていることが判明します。
「事前のレポートにはなかったわよ!」と怒るジェシカ・ビール。
ステルスは作れても、調査能力が甘いアメリカ軍よ、永遠なれ。
こんな状況で戦いを起こしたら、住民たちの核汚染は免れません。
断腸の思いで作戦中止を命ずるリーダー。
その横でミサイルぶっぱなすエディ。
戦闘はあっという間に片が付き、放射能を含んだ粉塵もあっという間に広がりましたとさ。
リーダーに怒られたエディ。
すねてチームを離脱します。
慌てて追いかける3機。
ジェレミー、懸命に説得。
エディ、「やだね」を連発。
切れたリーダー、エディの破壊を命令。
「さらばだ!」とミサイルを放つジェレミー。
あっさりかわすエディ。
ミサイル、崖に激突。
続いて、ジェレミーも激突。
無駄死偏差値:63
挙げ句、事故に軽く巻き込まれ、ジェシカの機も墜落。
かろうじて脱出するも、落ちた地点は北朝鮮。
このあたりから、「ステルス」の映画自体がステルスモードに突入します。
・北朝鮮から韓国への逃亡を試みるジェシカ。
・単独でエディ殲滅を計るリーダー。
この2つが同時進行するんですが…
まず前者。
ジェシカ、ただ逃げるだけ。
…いや、実際そうせざるをえないんだろうけれど、映画的にそれでいいのか。
見せ場がきわめて少ないんですけれど。
だいたい、国境地帯になんぜそんなに障害物が多いんでしょうか。
サーチライトの障害になるものを、多数放置しておくわけがなかろうに。
さらに混迷を増すのが後者。
なんかエディと仲直りしてるし。
しかも理由が「俺の命令を聞いたから」だし。
ジェレミーの無駄死偏差値:68に上昇。
アラスカで補給を受ける2機。
上官の罠で、命を狙われるリーダー。
エディ機で逃走を図るリーダー。
耐圧服機内で、戦闘機乗って大丈夫なんでしょうか。
大丈夫。だって映画だもの。
二人が向かう先は、もちろん北朝鮮と韓国との国境。
ステルスモードは「機体が故障して使えないから」超低高度で飛行。
いや、だからこの映画のタイトルは(以下略)
さあ、そろそろクライマックスですよ。
ジェシカの危機一髪を「最後のミサイル」でかろうじて救ったかに見えたリーダー。
が…そこに現れた敵のヘリ。
いかにも強そうですよ、これは。
さぁ、ミサイルの尽きたエディ機を、リーダーはどうやって乗りこなして戦うのか…
と思った矢先に「グッバイ」と言い残して、敵ヘリに自ら突っ込むエディ。
まさか、特攻で映画が終わるとは。
ジェレミーの死を悼むシーン(軍葬とでも言うんでしょうか)が義理で入りますが、その直後に微妙に愛を語り合うリーダーとジェシカ。
偏差値が(以下略)
「最後まで見てね♪」とわざわざテロップが入ったので…いや、そうでなくてもいつも最後まで見てるのですが…席を立たずに、スタッフロールを見つめておりました。
そして、最後に流れた映像とは!
…(°◇°;)
ハリウッドの流儀に最後の最後まで従った、正統派のアクション映画でございました。
映像は確かに凄い。
空中給油機のシーンは、面白いアイデアだと思いましたよ。
そして見終わった後に、無数の「詰めの甘さ」に気づかされる。
劇中に呑みっぱなしだった息が、一気にゲップとなって返ってくるかのような勢いで。
大きな劇場で見れば、1800円分はちゃんと楽しませてくれると思いますよ。
で、見終わった後には、連れと一緒にあれこれ突っ込んであげましょう。
僕は連れがいなかったので、今こうしてブログで突っ込んでいるわけですが。
というわけで、大ヒットしそこねる可能性の高い“ステルス”。
劇場へはお早めに足をお運びください。
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