![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/0e/19c4fb093fd0479a8363be82b54ad86d.jpg)
アルベロベッロの3日目は、Sud-Est線でお隣の駅まで移動してロコロトンドの町を見学しました。
イトリアの谷を見下ろす「白く丸い町」として有名なロコロトンドですが、町の中に入ってしまうと全体の様子は
なかなか分からないので、先ずは町の案内書で頂いたリーフレットにある航空写真を複写します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/11/5df4cfaa76d43138d77d7ac851cf8d8a.jpg)
・ロコロトンドの全景
■アドロラータ教会
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/a4/f045a27f35fb5705eb6200262e31305f.jpg)
・アドロラータ教会
ロコロトンドの旧市街を取り囲む道に面して建つ教会です。ロコロトンドの駅から旧市街を目指してひたすら
坂道を登っていくと最初に目に入って来る教会です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/a4/0235dc19fd9c666132b91ced8ca4903b.jpg)
・教会内部
簡素な3廊式の内部には、19世紀半ばに元々あった旧アドロラータ教会をたてなおした際の悲しみの聖母、
十字架の聖母、復活のキリストを描いた木製の彫像などが残っています。
■ナポリ門
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/16/fa4bbeec9c2eec314b6feb401dbd6da6.jpg)
・ナポリ門
旧市街に入る門の一つです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/ba/00c94f558083dc6180b59e77d9d431c2.jpg)
・旧市街側から見たナポリ門
ナポリ門から入った所はヴィットリオ・エマニエール2世広場です。ここには観光案内所やカフェなどが並んでいます。
■サン ジョルジョ マルティーレ母教会
先ほどのヴィットリオ・エマニエール2世広場から細い道を少し上っていくと急に広がる広場に面して
建つ教会です。ロコロトンドの町の守護聖人サン ジョルジョに捧げられた教会です。
ロコロトンドの町の最も高い場所に建っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/d3/7cc4845449e00c5f9a2cedc22af625e7.jpg)
・サン ジョルジョ マルティーレ母教会の新古典主義様式のファザード
サン ジョルジョ マルティーレ母教会の新古典主義様式のファザードです。教会の起源は12世紀末と推定されており、
その後16世紀後半の再建を経て、18世紀末から19世紀初頭に現在の姿となっているそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/67/111570b2419b5752876b0f27396be305.jpg)
・吹奏楽隊の演奏
ちょうど教会の前に着いたタイミングで吹奏楽隊の演奏が始まりました。何かのお祭りかと思っていたら、
何とお葬式のための演奏だったようです。教会の中を見学しているうちに棺が主祭壇の前に設けられた台の上に
運び込まれ、司祭のミサが始まりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/c7/7ca5bf71a1556a691ba2a3abcfe009d8.jpg)
・教会内部
ミサが始まる前に急いで撮った写真です。3身廊の左右にいくつかの礼拝堂が設けられています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/a8/586550410dc25aa67aea0b35dbbaa4d4.jpg)
・主祭壇の祭壇画
教会の名前にもなっているサンジョルジョが描かれています。この聖人はほとんどの場合、竜を退治する姿で描かれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/c6/0f364f8fec92b3a25db99b7c86eea9ce.jpg)
・最後の晩餐の礼拝堂
いくつか並ぶ礼拝堂の中でも、規模が大きく奥域もある礼拝堂(祭壇)には最後の晩餐が描かれています。
■サンタ・マリア・アヌンツィアータ(聖母被昇天)教会
サン ジョルジョ マルティーレ母教会に隣接して建つ小さな教会です。これまで2回の訪問では
扉が閉まっていて入ることが出来なかったんですが、今回初めて中に入ることが出来ました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/bb/5c6419c7f77bc57c1064191e383e296e.jpg)
・教会のファザード
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/79/19c414915b4ed42d52f2d9b08a0bf807.jpg)
・教会内部
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/34/f47b8cd79fb74a8a836aab14951fbfb9.jpg)
・教会内部
どちら側が主祭壇になるのかよくわかりません。この写真のようにも見えますが、椅子の並ぶ向きは別方向です。
■マドンナ デッラ グレカ教会
こちらは、ロコロトンドの旧市街を取り囲む道の上に建つ(道が一部広場のようになっています)小さな教会です。
実はロコロトンドで最も古い教会で、7~8世紀頃の教会がもとになっていますが現在の建物は15世紀の物になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/b7/7dac5e85dd7b1e081a5095716facb864.jpg)
・教会のファザード
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/fd/1e330c5bf9b152b772f5d3140adf4107.jpg)
・教会の内部
質素な内部です。小さいながらも3身廊となっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/0c/95613593f4f047486a77ef1ec1666cca.jpg)
・主祭壇のレリーフ
薔薇の聖母の祭壇画(レリーフ)には、聖ルチア、聖ピエトロ、聖パウロ、聖オロンツォ
が聖母を中心にならんでいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/36/3a8ee2553ccd516dfd36ac93e4f09589.jpg)
・サン・ジョルジョの祭壇
主祭壇の左には竜を退治するサン・ジョルジョのレリーフが飾られています。
■サン・ロッコ教会
マドンナ デッラ グレカ教会から100mほど、こちらも旧市街を取り囲む道に面して建つ教会です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/ab/325abefa6822709e15dc68ed23db6fd7.jpg)
・教会のファザード
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/d7/f437977ca083198ca16e73edc94b55d9.jpg)
・教会の内部
単身廊の内部には側壁にいくつかの絵画が飾られてます。主祭壇には聖ロッコの像が飾られています。
聖ロッコの表現としてよくある、パンを加えた犬を連れめくれた衣服の裾から片足を露にしています。
おもな教会を午前中に教会が開いているうちに回った後は、ロコロトンドの本来の魅力である白い建物が建つ
迷路のような細い路地をあてどなく歩きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/49/7b53e3e44d31607645a08478259723b4.jpg)
・街中の様子
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/cb/d8b52850f681adf347c2c972784f48aa.jpg)
・街中の様子
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/0e/19c4fb093fd0479a8363be82b54ad86d.jpg)
・街中の様子
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/2a/bf046e87fd929457b44c4efa3783ea01.jpg)
・街中の様子
■サン・二コラ教会
当てのない散策の最後に、白い家並みの中で本当に隠れているような教会に出会いました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/08/6ad789b38f5fa144b55d97453f2ac53c.jpg)
・小さなバラ窓以外は教会とはわからないファザード
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/00/0baf19659e0a12b6fb60fe3f9015b912.jpg)
・主祭壇
本来飾られていたと思われる祭壇画も剥げ落ちています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/1b/8eae2b669c5500e32dc25a3f5a459f81.jpg)
・素晴らしい天井画
しかしこの教会に出会えてよかったと思わせてくれるのが天井や主祭壇上部のドームに描かれた色鮮やかな
フレスコ画です。聖二コラの生涯と彼の奇跡のいくつかの物語が描かれていました。
ロコロトンドの見学はここまで、アルベロベッロへと戻り、アイア・ピッコラ地区の見学です。
■アイア・ピッコラ地区
トゥルッリが集合する2つのエリアのうち、居住地区となっているアイア・ピッコラ地区を見学します。
商業エリアのリオーネ・モンティ地区の様な華やかさはありませんが、より生活に根付いたトゥルッリの魅力が
感じられる場所です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/29/f9f5d1435b00a64fa9f36066bda90788.jpg)
・トゥルッリの並び
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/fd/24ce79a650812fc8258e86042b453db1.jpg)
・トゥルッリの並び
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/e5/e57c860a5e856f0d78f69ec92571d56b.jpg)
・トゥルッリの並び
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/40/16d3850f76ad24ca193e8afc6f323f97.jpg)
・トゥルッロの内部
後悔されていたトゥルッロの中を見せて頂きました。暖炉と寝室のようですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/cf/2376556071e9e9cf5f7ea6c07ab0517a.jpg)
・トゥルッリの並び
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/11/701931af45cba29b64babbca413a1cc8.jpg)
・トゥルッリの並び
このエリアのトゥルッロで一番人気がある場所のようです、ガイド付きのツアー客が次々に連れられてきて
大人数で前に建つので写真撮影のタイミングが無くて苦労しました。
天気も急に悪くなり小雨もちらついてきたので早々に撮影を終わらせてホテルへと戻りました。
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