アルベロベッロの1日目、この日はバーリーのホテルを午前中にチェックアウトして
私鉄のSUD-EST線でアルベロベッロまで移動です。
11時21分発の電車が最初から5分遅れで出発、途中でどんどん遅れを重ねて乗換駅のプンティニャーノには
25分遅れで到着、本来乗り継ぎの電車は発射している時間ですが、このようなことが日常茶飯事のイタリア、
小生も大丈夫だろうと思っていましたが、やっぱり乗り継ぎの電車が待っていてくれました。
ホテルに1時半頃にチェックインして、しばし休憩してからアルベロベッロの見学に出かけます。
■サンタ・コスマとダミアーノ聖堂
1885年に建てられた教会で、疫病救済の守護聖人となっており、ともに殉教した聖コスマと聖ダミアーノ兄弟の
遺物が納められています。カトリックや東方教会ではとても尊敬されている聖人ということで、小さいながらも
小聖堂(バシリカ・マイノーレ)と格付けされています。
・教会のファザード
扉を挟んで両側に建つ鐘楼がとても目立っています。
・教会内部
単身廊の素朴な内部です。主祭壇て前に翼廊が設けられています。比較的新しい教会なので、あまり目立った
美術品などは無いようです。
・聖コスマと聖ダミアーノの像
双子の兄弟として3世紀にアラビア半島で生まれ、小アジア (トルコの領土) に住んで活動しています。
相手の貧富に関係なく医療行為やキリスト教の布教を施し、金銭は決して要求しなかったと言われています。
ローマのディオクレティアヌス帝の迫害中に処刑(殉教)されています。
■トゥルッロ・ソヴラーノ
サンタ・コスマとダミアーノ聖堂の裏手に建つアルベロベッロで唯一二階を持つトゥルッロ、
18世紀に建てられています。現在は内部が公開されていて、トゥルッロの生活の様子を見学することが出来ます。
・トゥルッロ・ソヴラーノの外観
・生活空間(台所?)
トゥルッロの中は、三角屋根ごとに小部屋に分かれています。
・トゥルッロの2階部分
2階には機織り機が置かれていました。
■リオーネ・モンティー地区
アルベロベッロの旧市街は大きく商業地区のリオーネ・モンティーと、普通の居住地区のアイア・ピッコラの
2つのエリアに分かれます。(実は前述のサンタ・コスマとダミアーノ聖堂やトゥルッロ・ソヴラーノは
このどちらのエリアでもありません。)
今回は賑わいを見せているリオーネ・モンティー地区を見学します。
・展望台からの景色
・展望台からの景色
リオーネ・モンティーではトゥルッリが丘の斜面にそって密集して建てられています。この特徴的な石積みの3角屋根は、
実はイトリアの谷の周辺という南イタリアのかなり広範なエリアで比較的見かけることが多いんですが、
アルベロベッロほど密集して建てられているところは他にありません。
丘を登るように並ぶ道が何本か並行していますが、その中でも最も賑わっているところを登っていきます。
・トゥルッリの街並み
・トゥルッリの街並み
・トゥルッリの街並み
・トゥルッリの街並み
・トゥルッリの街並み
・トゥルッロの石積み
実際にトゥルッロの屋根は写真のような薄く割った石板を重ねています。
・トゥルッリの中のミッキーマウス
色々とある入れ見ているとなかなか楽しいものも見つかることがあります。こちらはサボテンの
ミッキーマウスです(なんちゃって)。
・トゥルッリを使ったレストラン
見学でかなり時間をつぶして19時になるのを待って、こちらのトゥルッリを利用したレストランで晩御飯を頂くことにしました。
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