昨夜の強風が去り、今朝は台風一過とも梅雨明けとも思えるような天気です。
さて、その梅雨時に行われるお祭りのひとつが宮守町の塚沢神社例祭。
27日(土)は宵宮と云うことで神楽の奉納がありました。
遠野遺産107号 塚沢神社と泰安殿(泰安殿は神社の北側)
日中はかなり降った雨も小雨となり、なんとか持ちそうな雰囲気。
2018年にこの割拝殿で、2019年は近くの民家で神楽をやってから、
新コロなどで開催されなかったので5年ぶりになると思います。
予告どおりに6時、伊藤良介会長の挨拶で、スタート。
会長は北海道の増毛町にある国稀(くにまれ)酒造の杜氏でもあります。
機会がありましたら、飲んでみて下さい。
その会長、挨拶が済むと、幕裏に戻って笛です。
一番目 鶏舞
日中の雨でお客さんの出足が鈍かったのですが、神楽ファンで何とか恰好が付いた感じ。
二番目 三番叟
舞手はベテランですが、しばらくぶりの三番叟です。
神楽を始めた方が鶏舞などの次に挑戦する例が多いようですが、流石の舞です。
仲間の神楽関係者も見物してました!笑
三番目 山の神舞
こちらは平倉神楽さんです。
明治時代に平倉が塚沢を師匠として神楽が誕生した経緯があり、今では両者の舞台に
其々のメンバーが代役として出たりしています。
衣装でもわかる通り、先日、大出に出演した大迫町の早池峰岳神楽さんの系統です。
江戸時代の早池峰大権現の例祭などには、神仏習合と云うことで、
○○の守(かみ)と云う呼称の神職と、両妙泉寺の住職、その他に○○坊と云う修験が
参加していたようで、岳も大出もその○○守の関係者が神楽を演じたようです。
面をはずした直後は、はあ、はあと云う息づかいが続いていました。
こんな舞も入れながらの宵宮なので、かなりの人数で回さなければなりません。
今現在の塚沢、平倉さんは人数が揃ってきていると云いながらも、
単独で演目数をこなすには、まだまだ足りません。
平倉の菊池会長も、後継者育成が急務だと云っておりました。
まずは、前半の様子でした!