時折強く降ります
小さい頃、夜の台風がとても怖かった思い出があります。
強い風と雨の音で寝ることができず
夜遅くなっても起きていました。
テレビで予想進路が放送されていましたが
管区気象台からの中継でした。
予報官が日本地図の書かれた黒板に
予想進路は直線の棒を、
予想位置は丸いわっかを貼り付けるというやり方でした。
気圧の単位はミリバール。
現在位置は1時間前のもので
速度が速いときは通り過ぎた後の予報だったりしました。
停電になるとロウソクの明かりの中でラジオを聴きます。
予報の合間の音楽が何とも言えませんでした。
初めのうちは日常と違うので興奮していたけど
そのうちいつの間にか寝むってしまいます。
目が覚めたら台風は通り過ぎていて
なんとなくがっかりした気持ちでした。
平成3年の台風19号の後から台風に対する気持ちが変わりました。
風が強い夜など寝付きにくくなりました。
すこしトラウマがあるのかもしれません。
台風19号の年に生まれた人が今年で22歳になります。
大きな台風を経験していないので
台風に対する考え方が甘いところがあります。
ここしばらく台風が上陸していないので余計にそうなのかもしれません。
どんなに情報化が進んでも経験に勝るものはないと思います。
が、大きな台風は来ないことを願っています。