◆都立入試の理科は、まんべんなく出題されるのか
都立入試では全単元からバランスよく出題されると思われている。
しかし、その傾向にかたよりがあるのはご存じだろうか。
今回は過去10年分、大問1をまとめた。
例年6問ずつの出題だったが、2017年度入試からは7問に変わった。
何年生の教科書で学ぶ内容かで色分けした。
中1 22問
中2 22問
中3 19問
中2 22問
中3 19問
中3内容が少ないが、ほぼ均等に出題されている。
2014年は中2・3年内容のみ。
2012年は中1・2年内容のみ。
2010年は中1内容で固まっている。
2015年度入試以降は、3年分の内容から出されるようになった。
◆大問1は全問正解が基本
他県と比べても、都立高校入試の理科は易しい。
大問1は全問正解するつもりでいてほしい。
はっきり言って、大問1満点くらいならだれでも取れる。国語や英語で平均点を取れない、偏差値40台であっても理科は別。
都立社会入試と比べれば、都立理科の覚える量は少ない。
おおよそ1/4程度だ。
何を覚えたらいいかは、記事には書ききれない。
ぜひ通っている塾で教えてもらうといい。
そのために必要なのが過去問の研究。
くれぐれも「都教育委員会のホームページからダウンロードで済ませる」だけは止めておきたまえ。
お金はかからないが、時間効率が悪い。
市販の過去問集なら1000円超。高校生になって90分バイトすれば稼げる額だ。
大学受験もそうだが、問題集の代金をケチるとより非効率的な勉強をするハメになる。
目の前の数千円で、貴重な時間を浪費するな。
2500円の余裕があるなら「高校入試 虎の巻」がいい。
東京都の入試問題が分野別に分けられているので、傾向を知って受験勉強を始めるためにはもってこいの教材だ。
惜しむらくは、すぐ本屋で買えないということ。7月以降の出荷予定だ。
以下の公式サイトからなら、一足早く購入できる。
私も購入しているが、おすすめだ。
くれぐれも他の受験生には教えないようにすること。強力なライバルをやすやすと増やす必要はない。
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