[2021年4月日 更新]
ヤフーニュースで以下のような記事が載っていた。
千代田区の名門公立中学校で通知表に「1」を連発した新校長の主張
前校長である工藤勇一氏は中間・期末テストを廃止し単元テストを導入。
テスト一発勝負で通知表の点を決めるのではなく、小さなテストを重ねて通知表の成績を決めるような取り組みを行っていた。
この単元テスト、希望すれば何回でも再テストができる。最新のテスト結果が成績に反映されるため、納得いく点が取れるまで再テストを受け続ければ成績を上げるチャンスがあるということ。
結果、麹町中の調査書点(通知表の点)はハネ上がった。
以下は2017年度2学期、中学3年生の通知表の評定割合である。
参照：都教育委員会HP
1と2のどちらが麹町中でどちらが神田一橋中か。すぐ分かるだろう。
例えば数学。
「5」が全体の37.8％もある。もちろん東京都の全公立中学校の中で最高。
そもそも30％超の学校は都内に3校しかない（残り2校は目黒区と八王子市）
「5」の割合、全体平均は13.1％なのでおそろしく高い割合で「5」を与えていることが分かる。
なお工藤前校長の最終年度である2020年度、数学の「5」は44.9％もちろん公立中で最高。美術も「5」が40.9％もいる。
◆「1」は増えたが、「5」はまだ多い
では校長が変わった初年度、通知表の割合はどう変わったか。
参照：東京都HP
番号1が麹町中ね。
評定「1」が増えたのは事実。
それでも都内公立中学校の平均以下なのは国語だけ。
他教科は相変わらず「1」が少ない。
なんてことはない。他の中学校に近づいただけだ。
他の中学校と比べ、今までが異常だったと考えざるをえまい。
◆「5」バブルは崩壊。でもまだヌルい
前校長時代ほど「5」は連発されていないが、やはり他の中学校と比べると「1」は少なく「5」と「4」は多い。
今後、少しずつ是正されていくのではないかと予想している。
都立に入る! ツイッター 毎日役立つ情報。ミンナニナイショダヨ
コメントを投稿するにはgooブログのログインが必要です。