[2023年9月11日 更新]
2024年度の都立高校入試は、普通科も男女別定員は廃止される予定。
2023年度は、一般入試では男女それぞれ20%が「男女別定員制の緩和」となった。合格者の男女比が80:120近くになった高校もある。
例えば井草高校は合格者の男女比107:149だった。
一方、2023年度の推薦入試は男女別定員がきっちり維持された。
定員割れを除き、男子合格者と女子合格者はほぼ同数。実際は男子が2~3名多く合格しているが、そもそもの定員が男子の方が多い。
これも2024年度からは撤廃予定だ。
◆2024年度、男子は惨敗だろう
一方、単位制普通科は男女別定員制を以前から採っていない。
2024年度の推薦入試の応募者数&合格者数、男子/女子は以下の通り。
新宿 応募55/134(男子29%) 合格12/20(男子38%)
国分寺 応募61/127(男子32%) 合格19/45(男子30%)
墨田川 応募63/100(男子39%) 合格20/44(男子31%)
忍岡 応募17/41(男子29%) 合格4/28(男子13%)
美原 応募52/98(男子35%) 合格9/31(男子23%)
芦花 応募37/140(男子21%) 合格5/51(男子9%)
飛鳥 応募26/64(男子29%) 合格6/37(男子14%)
板橋有徳 応募26/43(男子38%) 合格8/32(男子20%)
大泉桜 応募20/107(男子16%) 合格0/40(男子0%)
翔陽 応募25/63(男子28%) 合格11/37(男子23%)
上水 応募37/99(男子27%) 合格15/33(男子31%)
全校で応募者も合格者も女子の方が多い。
新宿と上水を除き、応募数の男女比に比べて合格者の男女比が女子優位になっている。女子の方が合格率が高いということだ。
顕著なのが大泉桜。男子は応募者20名で合格者ゼロ。すべての合格枠を女子に独占された。
2024年度の普通科推薦入試でも同じような傾向がみられるハズ。
・応募者は女子の方が多い。
・一部の上位校を除き、合格率は男子より女子の方が高い。
男子にとって、進学指導推進校などの推薦入試は受かりにくくなること請け合いだ。
抜群に通知表が良い、小論文が書ける男子でなければ、あえて推薦入試は受けず一般入試対策に注力するのは悪くない。
勝ちやすい所で勝つ、兵法の鉄則だ。
都立に入る! Twitter そのときに必要な情報をこっそりと。ミンナニナイショダヨ