都立に入る!

続 私立高校の単願推薦はいらない

[2023年9月8日 更新]
前回の記事は3年以上前なので、今の読者さんは見ていないだろうから改めて。

◆私立高校に単願で行くな
このblogは私の意見を伝えるところである。私の考えは「私立単願推薦で1月に合格を決めるな」だ。

なぜか。私立単願推薦だと合格はほぼ確実。テストで0点だったり、面接で志望動機が言えなかったりしない限り合格できる。
そんな試験に向けて、他の受験生と同じように勉強できると思うかい? 1点上げるために必死に努力している受験生と、合格確定している受験生。どうひいき目に見ても、後者の方が勉強に集中するなんて考えられん。

合格すれば別にいいじゃんと思うかもしれない。
確かに高校に入学することが目的で、あとはどうなってもいいのならそれでOK。でも高校は入学してからがスタート。

2学期通知表が出て単願で出願できることが確定したら、もう気が抜けるだろう。それで合格が決まりましたと思うだろう。
当然、冬休みも他の受験生に比べれば勉強しない。せいぜい5~10%の量だよ。
他の受験生が8~10時間やってる中で30分くらいしかやらない。もちろんスマホ片手に。

本来、成長できる機会である中3の12~2月。この濃い3か月を無駄遣いするのが私立単願受験者。
そして想像できるだろう。2/21の都立入試が終わったら、都立受験をした子らと遊ぼうとする。まるまる2ヶ月も遊んでいたのにだ。

高校入学直前の春休み。
ここでも勉強するはずがない。3か月遊び続けてきたのだから、勉強開始のスイッチが壊れている。もう勉強するのが悪だと思っている。せいぜい高校から出る宿題をやるくらいだ。

墜落していくさまが容易に想像できるだろう。
私はこんな子を毎年毎年、目にしてきた。
高校入学後は悲惨の極み。二度と浮上できないまま、高校で最下層を這い続けるか、学校を辞めるハメになる。
まぁ人生は一度きり。最下層を味わう経験もムダではないだろう。滅多にできることではないしね。

◆単願受験生、いい高校生活が送れる唯一の方法
そんな単願受験生、実はメリットもある。
1月に受験が終わるということは、4月の入学式までの3か月弱で高校の予習ができるということ。
勉強はフライングスタートしても許される。だったら高校の先取りをして、入学式の時点で他の同級生より300mくらい先を走っていればいい。

特にお薦めは数学。
数学Ⅰはどの高校でも授業がある。つまり予習したことが100%、高校の授業・定期テストに役立つと考えられる。理科もそうなのだが、自分一人でも勉強しやすいのが数学。

高校数学は予習をした方が絶対にいい。予習なしで授業受けてると、分からないことが徐々に積み重なってより分からなくなる。

テキストを自分で買ってやってもいいし、スタサプなどスマホでできる動画学習もお薦め。
14日間の無料期間だけの受講でも、1学期内容くらいまでは終わらせることができる。

単願受験者は、高校の予習を入学前に薦める。
数学Ⅰなら、2次関数までは終わらせておきたい。さもなくば、暗黒面に落ちることとなるだろう。



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