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通知表「3」なら、100人中86位

[2021年3月30日 更新]
中学校の通知表が返ってきて、その評価をよく見ましたか。
A,B,Cで評価されているもの。

Bが多ければ多いほど「まずい」状態だと思っていい。
Cは「論外」という評価である。絶対にとってはならない。

◆「3」以上が86%
2020年度2学期、都内の公立中学校等623校の通知表の数字を集計したものがこれ。

「5」 13.5%
「4」 25.5%
「3」 46.6%
「2」 11.2%
「1」 3.2%

2002年に「絶対評価」が導入されてから、通知表は「5」~「3」が増えて「2」と「1」が激減した。
かつては「5」と「1」がそれぞれ学年全体の7%と決まっていた。
1学年100人の中学校だと、定期テスト100点の子が10名いても、「5」をもらえる子は7名まで。残り3名は「4」以下になっていた。

だが現状はご覧の通り。
「5」~「3」で85.6%を占める。
単純に1学年100人の中学校だと、上から86番目でも「3」がもらえるのだ。
だから「3」で真ん中ぐらいにいると勘違いしてはいけない。86位かもしれないのだ。

◆見分け方は観点別評価
中学校によっては「3+」や「3-」などの目安を教えてくれることもある。
だがもっとも分かりやすいのは「定期テストの点」と「観点別評価」だ。

前者は分かりやすい。
定期テストで平均点より10点下だとまずいと考える。

「観点別評価」は、Cが1つでもあったら危険信号。
Cは「論外」なのだから。絶対にCはゼロにしよう。

過去5年間のデータは過去記事でまとめてある。


◆「3」を「4」にせよ
通知表を1点でも上げたければ、評定の低いものから上げるのがセオリー。
「4」→「5」 よりも
「3」→「4」 の方がずっとラクだ。

もちろん「2」→「3」はもっとラク。
「2」以下は先生だってつけたくない。それでも「2」以下なのはなんらかの原因があるはずだ。
例えば各教科の「関心・意欲・態度」 の評価でCがついてはいないか。
これは授業態度が悪い、提出物を期限までに正しく出していないといった理由でCをつけられる。
真面目に授業を受けていると教師に思われ、提出物を言われた通りに出していれば絶対にCにはならない。

いま一度、振り返ってみるといい。

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