[2019年11月19日 更新]
都立高校一般入試の実倍率を、旧学区ごと11年分(平成21年度~31年度)の移り変わりを見てみる。
全日制普通科(単位制を除く)のみ集計している。
なお旧4学区とは、豊島、板橋、文京、北区のことだ。
◆結構高いのはあの3校が原因
2016年度まで男女ともにほぼ右肩上がり。
2017年~2019年度入試では、都立全体平均と同様に倍率が下降した。
タイトルの「あの3校」とは文京高校と北園高校、向丘高校のことである。
2017年~2019年度の倍率は
北園高校 実倍率
男子 2.20→2.05→1.50
女子 1.82→2.24→1.91
文京高校 実倍率
男子 2.11→1.93→1.62
女子 1.78→1.82→1.54
向丘高校 実倍率
男子 1.92→1.85→1.79
女子 1.88→1.73→1.71
いずれも波はあるが、毎年必ず都立平均は上回っている。
文京高校と向丘高校は「山手線内」という立地の良さもポイントは高いだろうが、北園高校はそうではない。
大学合格実績+自由な校風 が特に生徒に受けているからだろう。
◆2020年度は上昇まちがいなし
残念だが、北園男子と文京高校は2020年度入試で間違いなく倍率はアップする。
断言する。この倍率で納まるはずがない。
北園のレベルは小松川高校にまで迫ってきている。
小松川は倍率が低いため、超お薦めである。
都立で有数のお買い得校が、ここ小松川だ。
男子は2016年度に1.53倍、女子は2014年度に1.67倍が出てからは、毎年1.5倍を超えることはなくなった。
もっとも、来年度入試では小松川高校ががっと上がることも想定内だ。
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