[2021年7月6日 更新]
都立の人気校では、合格者数より不合格者数が多くなることもある。
実倍率2倍以上ということ。
2021年度一般入試で実倍率2倍以上だったのは
三田(男女とも)
青山(女子)
上野(女子)
普通科は3校のみ。専門学科は
工芸(デザイン科)
総合芸術(舞台表現科)
の2コースのみである。
これとは別に、不合格者数の多い高校もある。
普通科なら一般入試で200~250名ほどが合格する
実倍率2倍超えが少ないことからも、不合格者が多いということは、受験者が多いことを意味する。
2021年度一般入試で不合格者数が多かった都立高校はどこか。
今春の一般入試で不合格者数が多い高校トップ10を並べる。
◆2021年度入試は23区内ばかり
1位 三田 263
2位 青山 237
3位 上野 221
3位 城東 221
5位 戸山 209
6位 新宿 199
7位 小岩 190
8位 駒場 181
9位 石神井 171
10位 豊島 165
後ろの数字が不合格者数。見事に区部のみである。
不合格者200名超は5校。
三田、青山、上野、戸山、新宿など山手線内にある高校が目立つ。
なお前年度2020年は
1位 青山 256
2位 新宿 236
3位 戸山 225
4位 上野 205
5位 江戸川 197
6位 三田 190
7位 城東 178
7位 小岩 178
9位 田園調布176
10位 豊多摩 175
やはり区部ばかりだった。
◆不合格者が減っている高校
3年連続で不合格者が減っている高校は次のとおり。
新宿 297→249→236→199
文京 251→166→127→81
向丘 202→168→137→129
小平南 168→143→103→58
国立 160→134→129→106
文京の減り具合が激しすぎる。268→251→166→127→81
と実は4年連続で不合格者が減少している。
他に4年連続で減少したのは向丘のみ。203→202→168→137→129
文京は場所もいいし、いい学校なんだけどね。2022年度は絶対に倍率上がるよ。
新宿も減っているとは言え、まだ199名も不合格出している。
◆不合格者が減少傾向な雪谷
小山台 142→167→141→69
雪谷 184→131→143→74
鷺宮 158→186→121→102
国際 153→145→126→78
国際が前に不合格者数100名を割ったのは2009年度。
実に12年ぶりの100名割れである。2015年度は235名も不合格者を出していた。だいぶゆるくなったと言えよう。
国際は今までの高倍率が敬遠されたのかな。2021年度は1.77倍だったので、2022年度は上がるかもしれないね。私は上がると見ています。
雪谷、鷺宮は妥当な数になってきたと考えている。
今までが人気ありすぎた。
◆不合格者が減少傾向な雪谷
募集定員が少ない高校は、倍率をそこまで気にしなくてもいい。
だが普通科は倍率の推移を見ておいた方がいい。
「お買い得校」と「お買い損校」は確実に存在する。他の同レベル校と比べて受かりやすい、受かりにくいという判断基準だ。
今春で言えばお買い得校は小山台、文京、高島、江北、墨田川。
お買い損は三田、豊島、城東。
来年度のお買い得校。大きな声では言えないが1校だけ。
ずばり墨田川。今年もお買い得だったが来年も変わるまい。自校作成問題だからと言って怖気づくことはない。自宅から近いなら抜群にお薦めだ。
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