◆都立と一緒にどこの高校を受けているか
西高校男子は日比谷、戸山と同じく早大高等学院がトップ。
位置的に神奈川や埼玉の受験をする子も多い。桐蔭学園や西武文理や慶應義塾、立教新座だ。
また国立(こくりつ)高校である筑波大付属、お茶の水女子大も目立つ。
併願優遇のない城北高校に全員が受かっているのはさすが。
豊多摩からは実践学園や杉並学院が多い。
國學院の一般入試を受ける者は多いが、合格者は男子19名中10名(52%)、女子16名中3名(18%)と厳しい結果。
井草からも國學院を男女各5名が受けているが、男子全滅・女子1名合格とこちらも厳しい。
石神井、武蔵丘、では豊島学院、東亜学園、豊南の人気がある。
「いい学校だから」というよりも「コースが複数あり受けやすいから」。
特に豊島学院は4コースあり、偏差値50以下でも行けるコース(普通進学類型)もある。入試のデキによって上のコースにも行けるので、受けやすさは抜群。
余談だが、豊島学院は上位コースだと指定校推薦を使わせてもらえない。指定校推薦で決まったら、大学合格実績を1つしか確保できないためだろう。
大学合格実績のため、スーパー特進や特進類型はいくつもの大学を受け、複数の合格を勝ち取ることを高校から期待される。授業料等免除の特待生ならまだしも、普通の生徒にも指定校推薦の利用不可を強いている。
豊島学院は池袋駅から通えるため、埼玉県の受験生も多い。
よって併願優遇で1000名以上の合格者を出す。
公立不合格者の数によって入学者の数が百単位で上下するため、毎年入学者数が大きく異なる。
ということは、毎年必要な教師の数も異なる。
果たして不足した教師は、どのようにして確保しているのだろうか?想像していただきたい。
<進学研究会発行「平成31年度受験用 進学指針」参照>
都立に入る! ツイッター 毎日の更新情報を受け取れます