[2023年11月27日 更新]
期末テストも終わり、中3は受験勉強だけしていても許されるありがたい時期だ。保護者に感謝して勉強したらいい。
都立高校入試問題にも挑み始める頃合だろう。とりわけ国語は「全単元の学習が終わっていない」ということがなく、すぐにでも過去問に取り組める。
数学、社会、理科は全単元が終わっていないと解けない問題もある。
最近の都立入試の国語は70点分が四択問題。漢字10問と200字作文以外はすべて四択問題である。
とりあえず選択肢を1つ2つ消し、あとはヤマ勘で解くという受験生も少なくない。
二択まで絞れれば2回に1回は当たる寸法。だがこれを現時点でやるのは良くない。本番で大失敗することがある。
余談だが、大学入学共通テストで大ゴケする可能性がいちばん高いのは国語の現代文だと私は思っている。「なんとなく」で解答する受験生を落とす選択肢を用意してくれるからだ。
あいにく都立高校入試はそこまで難しくない。確実に正解に気づけるヒントが文中にあるからだ。
◆解説を読み、理解せよ
過去問を解いていて、どうしても四択問題で解答を絞れないことはあるだろう。「イかウ、どっちかなんだけどなァ」って具合に。
そういう問題は貴重。目立つように付せんを貼り、問題番号に★マークを付けておく。後で見返すため。
まず、イを選んだ根拠を文中から探そう。「ここに△△という言葉があるから」みたいにね。
国語の解答にはかならず客観性がある。なぜイが正解なのかと問われた時、問題製作者は根拠を示さねばならない。なぜイ以外が正解でないかも示せなけれ
ばならない。
つまり、解答のカギは必ず文中にあるのだ。必ずだ。
キミは「なぜイなのか」を説明できるようにしなければならない。何となくイだろうという考えでは1ミリも成長しない。
そのために国語は過去問題集を購入しよう。都教育委員会のサイトに過去問は掲載されているが解説は載っていない。より濃い訓練をするために解答解説は不可欠ではないかな。
たかだか千円程度。大学生になって1時間バイトしたら買える金額だ。
国語の過去問をただ解くだけはもったいない。
そこでいい点数が取れたとしても再現性がない。入試本番でコケるかもしれない。
<過去記事:都立高校入試 過去問を何年分やるか>
都立に入る! Twitter (X) そのときに必要な情報をこっそりと。ミンナニナイショダヨ
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