都立に入る!

白鷗高校 ~附属中学校のおまけ~

おすすめ度 ★☆☆☆☆ 1

◆高校から入るメリットはない。上野にしよう
2011年春、東京に激震が走った。
都立白鴎高校から東大合格者が5人も出たのだ。
この年は、附属中学の一期生が大学受験をする年にあたり、まさに都立中出身者の初めての大学受験結果である。

それまでの白鴎高校は、2005年に東大合格を1人出して以来まったく東大には縁がなかったのだ。
それが中高一貫校となったとたんに合格者を出した。

中学開校時、他に都立中はない。
ということは「優秀だが経済的な余裕はない」層を取り込めたということだ。
そのまま3年間、区立中に通っていれば戸山や青山なども狙えた子も大勢いただろう。

それから7年が経った。
2017年の東京一工の結果は
東大 0
京大 1
一橋大 2
 東工大 2
と散々なものだった。

なお2016年は
一橋大 1 他は0 ともっとひどかった。

都立中には
中等教育学校と附属中学校の2種類がある。
前者は完全に6年間一貫で、高校から入学できない。後者は高校から80名が入学できる。

都立の附属中は5つあり、両国、大泉、富士、武蔵そして白鴎だ。
残念ながら、この5校のうちで合格偏差値が最も低い高校は白鴎である。

その理由を並べてみた。
理由1 高入生は立場が弱い
いじめられるとかいうわけではない。
まず学力上位は中入生で占められている。中学受検しなければ、白鴎でなくもっと上の高校に行ったであろう生徒が多い。
また生徒数も中入生160名に対し、高入生は80名と少ない。

理由2 カリキュラム
高2から中入・高入が同じクラスになる。
当然、高入生はたいへんだ。しかし、そのフォローはしてもらえないように感じる。
中学から入るのならアリだが、高校から入るべきではない。

個人的には、女子の制服は都内でもっともダサいと思っている。次点が大泉。
男子は学ランなのでまだまし。


[進路実績]
4年大学84% 専門1% 他15%
生徒満足度76% 保護者満足度95%

<入試情報>
★自校作成問題 ★中高一貫
【一般入試】
テスト:内申=7:3
男子合格基準 内申48/偏差値57
女子合格基準 内申53/偏差値57

男子実倍率
27年1.72
28年1.00
29年1.18
30年1.24

女子実倍率
27年1.44
28年1.00
29年1.25
30年1.30

[推薦入試]
調査書(内申)50%
面接30%
小論文20%

男子合格基準 素内申38
女子合格基準 素内申40

[交通]
都営大江戸線、つくばエクスプレス 新御徒町駅 徒歩5分
東京メトロ 銀座線 稲荷町駅 徒歩6分
東京メトロ 日比谷線 仲御徒町 徒歩9分
JR山手線 御徒町駅 徒歩10分

都立に入る! ツイッター 毎日の更新情報を受け取れます


現役塾講師が教える 都立高校に受かるためだけのサイト。
都立入試・受験情報を無料で教えます。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「旧5学区(中央,台東,荒川,足立)」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事