[2019年12月21日 更新]
塾で子どもたちを指導している経験上、”成績と姿勢には関係がある”と私は確信している。
・成績がいい → 姿勢もいい
・成績が悪い → 姿勢は悪い
むろん例外はある。が大多数は当てはまるのではないだろうか。
姿勢がいい不良って見たことないでしょ?
今回と次回で、なぜ成績と姿勢には関係があるのかを説明する。
「おりぐちが言うのなら、やってみよう」と思える子は、この先を読む必要はない。
姿勢をよくして、さっさと勉強を再開すれば良い。
時間のムダだから。
◆よい姿勢とは、この3点を正すだけ
1. 背筋を伸ばして座る
2. 左手をノート・答案に乗せる
3. 足を組まない
2. 左手をノート・答案に乗せる
3. 足を組まない
その理由を順に説明する。
1. 背筋を伸ばして座る
このような絵を見たことがあるだろう。
”人類がどのように進化してきたか”を表している。
では人類は進化して何が変わったのだろう。
直立歩行するようになった。たしかにその通り。
では直立歩行することで大きく変わった、人類のパーツはなにか。
手と脳である。
直立することで、より重い脳を支えることが可能になった。
結果、脳が大きくなっていったのである。
今の人間も赤ん坊のうちは直立せずはって歩く。まだ脳が小さいから、それで構わないのだ。
だが体が成長すると、脳も体積が大きくなる。
首を曲げていると、脳の重さが頸椎(首のホネ)にかかり脳をうまく支えなくなる。
脳の重さは成人で1.2~1.5kgもあるのだ。
姿勢が悪いと脳の成長に悪い影響を与えてしまう。
特に、脳が育つ小学生のうちに姿勢が悪いのは致命的。
今からでも遅くない。座るときも立つときも背筋を伸ばせ。
昔は姿勢が悪いと学校でも叱られたものだが、最近はそうでもないようだ。
だが注意されないからいいということではない。
背筋を伸ばした方がいいのか、伸ばさない方がいいのか。
考える必要もないだろう。
意識すれば姿勢は正せる。
よい姿勢は一生モノだ。
◆メリットもう一つ
姿勢がいいことには勉強面だけでなくメリットがある。
それは「見た目がよくなる」ということ。
もしかしたら、異性にモテるきっかけになるかもしれない。
これだけではない。
姿勢よく立っていると、それだけでお利口に見える。「ドラえもん」の出木杉くんはいつも姿勢がいい。
学校の先生はキミの立ち姿を見て、いい印象を持つかもしれない。
それが通知表の点に影響がないとは言えまい。
先生も人の子だから、印象で判断することもある。
世の中は数字だけでは決まらない。
背筋を伸ばそう。
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