[2023年12月4日 更新]
定期テストの結果だけで中学校の通知表は決まらない。保護者や塾関係者は肌身に感じていることだろう。
定期テストの点が90点で通知表が「5」の子と「4」の子がいるのは事実。
観点別評価で特定の分野だけがよろしくない。提出物を正確に提出していないなどの理由もある。
もう一点、大事な点は「先生に気に入られているかどうか」だ。
◆数値化できない箇所が大切
定期テストや小テストの点は数値化できる。
しかし提出物の精度などは数値化できない点もある。字が読みやすい・読みにくい等は先生の主観で採点せざるを得ない。大目に見てくれる先生もいれば、字の汚さには厳しい先生もいる。その先生の採点基準も一定ではない。
字の丁寧さは100人いれば100通りだし、同じ子でもあわててやれば雑な字になるし、ゆっくりやれば丁寧な字になる。
その際、学校の先生は「なんとなく」で点を付けることもあるだろう。教師は機械ではない。
先生には「なんとなくいい奴だ」と思われていた方が絶対に得だ。愛想がいいタイプ。
逆に、先生に逆らうことは通知表の点を考えたらデメリットしかない。
人は感情で物事を決定する。これは事実だ。
感情で決定した通知表の点に、あとから理由を付けることは不可能ではない。
本来はあってはならないことだが、数多の通知表と塾生を見てきた私の結論は上記の通り。
◆家でのしつけが大事
なにかをしてもらったら「ありがとう」と言う習慣。保護者やお子さんにあるだろうか。
A. 保護者も子もできている。
B. 保護者はできていないが、子はできている。
C. 保護者はできているが、子はできていない
D. 保護者も子もできていない。
塾生を見ていると「C」が多く、「A」がその次。続いて「D」、「B」の順で多い。
塾に通う家庭は「教育にカネをかけていい」と考えている。そりゃそうだ。塾はタダじゃないのだから。
これは私の考え。
塾に通っていない家庭も含めて、中学校全体では「C」と「D」が多数を占めるのではないだろうか。区立中学校という無償のサービスに感謝せず要求ばかりするタイプの保護者は存在する。
そんな中でいつでも何かをしてもらったら「ありがとう」と言えるだけでプラスの差別化が図れる。
たいてい「ありがとう」を言う習慣化は、保護者ができなきゃ子もできない。
もしできていない保護者がいたら、今すぐ「ありがとう」を習慣化しよう。
タダでできるし、デメリットはないと思うのだがいかがかな。
都立に入る! Twitter (X) そのときに必要な情報をこっそりと。ミンナニナイショダヨ
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