[2024年5月29日更新]
前回に続き、塾に通うデメリットを挙げる。
デメリットを理解した上で、そうならぬよう塾を活用してもらいたい。
<過去記事:塾に通うメリットとデメリット 前編>
◆勉強した気になるだけ
勉強は反復練習して、身につけていかねばならない。
スポーツと一緒だ。正しいフォームを知った上で、それが常にできるように練習を繰り返し繰り返しやっていくだろう。
塾の授業で習った後、同じ問題や類題を解いて身につけていく必要がある。
だが勉強経験の少ない者や勉強が嫌いな者は「塾でやったから大丈夫。もう覚えた」と甘く考え、家で練習をしない。
塾の授業時間を1としたら、自分での勉強は3~5が必要だ。
塾で効率のいい勉強ができるから家ではしなくてもいいと考えていたら、効果は出ないだろう。
塾で習ったことの反復練習をしてこそ、効果のある塾の利用法と言える。
多くの塾は宿題を出す。効果的な反復練習を示してくれるのだ。
だから塾の宿題をやらないのは論外。わざわざ成果の出にくい勉強をすることになる。塾の宿題は確実にやれ。
宿題ができないのならそもそも塾に通う効果は薄い。とっとと辞めた方がいいよ。
◆お金がかかる
習い事の中でも塾は高額だ。
個別指導で週に2教科を習えば月謝は安くても2万円、マンツーマンの高い塾なら4~5万円はかかる。
中学生諸君は自分で学費を払っていないから気にしないかもしれない。
もし君が1年の初めに30万円与えられて「この中から必要なだけ塾の費用を使いなさい」と言われたら、全額を使うだろうか。もったいなくて使えないでしょ。
でもその金額をキミの保護者は塾に支払っている。活かしているのかドブに捨てているようなものなのか、振り返ってみるといい。
保護者は一度、現金30万円をテーブルの上に置き「これだけのお金を1年間塾に払った。来年はもっと増える」という話を一度きっかりした方がいい。
そんな親心を知らず、塾をサボったり授業中に寝たりしようとする子を見ると私は心が痛む。
お金がたっぷりあり、年間数十万の出費は痛くもかゆくもないというご家庭ならこのデメリットは無視していい。
そういう家庭もあるからね。
あなたのお家はどうですか?
都立に入る! Twitter (X) そのときに必要な情報をこっそりと。ミンナニナイショダヨ
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