[2019年12月13日 更新]
2021年4月から中学校の教科書が新しくなる。
新学習指導要領にのっとったものになるのである。
2019年4月~2021年3月までは、移行措置期間として、各学年でいくつかの単元が追加される。
もちろん入試に出る可能性もあるわけだ。
が、現在の中学3年生の入試には全く関係ない。安心なされい。
とはいえ都立高校入試は、他県入試と比べても保守的であり、新しい問題形式や単元がなかなか導入されない。
たとえば、数学の「標本調査」に関しては、2010年度に移行措置として加わった。今も教科書で学ぶ内容だ。
しかし、都立高校入試の共通問題では1回も出ていない。「球の体積・表面積」も同じく出ていない。
一方「資料の活用」は、問1で数回出ている。
◆移行措置の内容
一言でいうと、少しだけ追加される。
それほど難しいものでもないので、これから学ぶ中1も心配無用だ。
中学1年生
・素数の積
・累積度数
・累積度数
→「素数の積」従来は中3で学んだ「素因数分解」でやった内容。連除法を使うと一撃である。
30=2×3×5 などだ。簡単。
中学2年生
・四分位範囲
・箱ひげ図
・箱ひげ図
→従来は高校1年生で学んだ内容だが別に難しくない。中1で学ぶ「中央値」をさらに細かく分けたものと考えればいい。中2でなく中1の「資料の活用」で一緒に学べばいいのに。
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