[2020年7月11日 更新]
夏休みまで3週間。
いつ、何を勉強するかの計画はもう立てただろうか。
塾に通うのならそのスケジュールに合わせればいいが、自分で勉強していこうと考えているのであれば計画は立てねばならない。
「夏休みに入ってから計画は立てる」と思っているのなら、その考えは改めた方がいい。
今、計画を立てない子が3週間後に立てているわけがない。断言できる。
計画を立てて、それに従って行動できる中学生は10人に1人いるかいないかだ。
その1人は、勉強や受験に前向きな子がほとんどであり、塾に行くという子が圧倒的に多い。
塾の夏期講習に行かない、だけど受験勉強をする必要があるのなら今週中、いや今日明日で計画を立てよう。
◆計画通りになる確率は1%
ではどのような計画を立てればいいのか。
やるべき問題集を並べ、教科ごとに1ページ解いて理解するのに何分かかるかを出してみる。実際に5ページ解いて平均してみるといい。
ただし数学最初の"正負の数"の単元でこれをやると、早く終わりすぎてしまう。難しいページも混ぜた方がいい。
この「1ページにかかる時間」×問題集のページ数 が必要な時間である。
これを5教科で出せば、問題集を解くのに必要な時間が計算できる。
言い忘れていたが、「何をやるのか」は夏休み前に決めていければならない。
やるべき問題集すら買っていないのなら、遅すぎる。
20日前後の夏休み。
これを各教科で割りあて、勉強時間の目安を決める。
英語40時間、理科30時間…といった具合だ。
あとは1週間ごとに、各教科で何ページ進めるかを決めよう。
1日ずつ決めてもいいが、まず計画通りにはならない。それでいらいらするくらいなら、多少アバウトな方がいい。
うちの塾では8時間を推奨している。もちろんそれ以上でも構わない。12時間、塾に居続けるものも少なくない。
例年よりも休みが短いのだ。だがやるべきことはそう変わらない。
「夏休み、自分はよく勉強した~」と思う者は多い。
しかし同時に、ライバルたちもよく勉強しているのである。自分もライバルも8時間やってたら差はつかない。
この「よく勉強した」は、過去の自分と比較しているのであり、受験生が中2や中1より勉強するのは当たり前だ。
してなかったら異常である。
ある塾の調査では、塾の講習も含めた夏休みの平均勉強時間は6.5時間。
もちろん中3、高校受験生のみの平均時間である。
勉強は質が大事、時間にとらわれるな。
ともっともらしいことを言う者もいる。
質が大事なのは同感。だがこういうことを言う者は時間を取りたくないだけだ。
結果を出すものは、質も時間も充分にとる。
たいていは質の悪い奴ほど「時間より質が大事」とぬかす。まぁそう思うのならそうすればいい。
質が良くない者こそ、時間でカバーしなければならない。
前にも述べたが、効率よく質を上げたければいい塾に通ってください。
◆一番大切なことは睡眠
言い忘れてた。
夏休みに一番しなければならないことは、同じ時刻に起きて同じ時刻に寝ること。
睡眠のリズムが崩れると、いろんな所がほころび始める。
寝るのが遅くなる→朝寝坊する→午前中だらける→夜眠くないので夜更かし
これが堕落スパイラル。そのきっかけは「夜更かし」か「朝寝坊」だ。
極端な話、夜更かししても朝寝坊だけはするな。
学校がないから、夏休みは朝寝坊しがちになる。朝寝坊が地獄への一歩となる。
ゆめゆめ忘れるなかれ。
朝起きたら、朝日を浴びる。
これだけで体内時計はリセットされる。
夏休み前から習慣づけておこう。曇りの日は蛍光灯の明かりでもいい。
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