都立に入る!

親子で志望校が分かれた場合は

[2025年1月4日更新]
blog読者から
「たいていの場合、親がいいと思った高校が正解」
の意味を知りたいというコメントを頂いた。
今回はこれを説明する。

◆理由は2つ
結論から言う。理由は2つある。
1.親は我が子がどんな高校が合うかを客観視できる
14~15年も育ててきたのだからどんな高校が我が子に合うか、親ならある程度は分かる。これは中学受験でも同様と私は考えている

一方、中学生はそこまで自己分析ができていない。自分が高校に入った姿を想像しにくいだろう。

また親なら「高校を出た後にどういう進路を選ぶか」という視点を持って高校を選べる。

2.自分の経験から、見るべきところを振り返れる
ほとんどの親は高校に行った経験がある。
高校に入ってから気づくこと、気になったことが親ならばわかる。
例えば先生や在校生の振る舞い、校舎の清掃具合。
当然だが中学生は高校に通った経験がない。よって何を見てどう判断すればいいかが分からない。

素人がフィギュアスケートの5人の演技を正しく評価できないのと同じである。

中学生が見てしまうのは「楽しさ」や「華やかさ」といった点。
施設がきれい、校庭が広い、部活が本格的など。
しかし比べる対象が「いま通っている中学校」だったりする。たいていの高校は区立中学校よりも活気があり華やかだろう。
いくつかの高校と比較しなければ、いい判断はできない。


◆最終的には子に決定させよ
とは言え、高校に行くのは子ども自身。
ぎりぎりまでは親の意見を通したい。それでも子どもが意思を変えない場合は、その子の意思を尊重してやってほしい。
自分で決めたことなら、多少いやなことがあったとしても乗り越えられる。
「親が決めたから」という逃げ道は作らせたくない。


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