都立に入る!

受験者数の多い都立高校

[2021年2月26日 更新]
2021年度の都立高校受験者数を見ていく。

受験者が多いということはシンプルに「その高校に魅力を感じる者が多い」ということ。

この"魅力"は受験者によって違う。
「学力レベル」だったり「進学実績」だったり。はたまた「制服」や「交通の便」や「部活動」など。

交通の便以外は学校側の取り組みで変化するものだ。
その魅力を広く浸透させた高校には受験者が集まる。受験者が集まることによって入学する生徒の質を保持・向上できるようになる。
逆に受験生が集まらず定員割れするような高校は、入学者の質も下がっていく一方のジリ貧になる。

◆受験者数が400名を超えたのは12校


全都立高校のうち、一般入試の受験者が400名を超えたのは12校。
500名を超えた学校はない。
また、昨年度よりも受験者が増えた高校は青字で表している。
国分寺、日野台、駒場など2020年度の受験倍率が1.5倍前後と落ち着いた上位校は受験者が増えた。

城東、上野、小岩は相変わらず安定の人気である。
城東高校は2016年度に373名を記録した後、ずっと受験者400名以上を集めている。
上野は2013年度に363名だった。その後はずっと400名以上。
小岩は2012年度の393名を最後に、以降はずっと400名以上の受験者が毎年集まっている。余談だが2012年度の日比谷高校には559名の受験者がいた。
この3校は当面、受験者が激減することは想定できない。

なお専門学科も含めての集計だが、専門学科はランクインしていない。
定員が100名台ばかりなので、さすがに3~4倍の受験倍率になることは想定していないのだろう。
全日制普通科以外で受験者が多かったのは、
桐ヶ丘 282名
青梅総合 243名
多摩科学技術 230名(欠席ゼロ名!)

◆生徒が集まり続ける学校には理由がある
1年や2年くらいならぽっと受験生数が増えることはある。
しかし3年以上も続くようなら、その高校に魅力を感じる受験生が多いことの証左となる。

逆に3年以上も定員割れを続ける学校には何らかの悪い原因があるのだ。
光丘高校とか、外から見ていても「これはマズいな」と思う点が1つや2つじゃなく見つかるからね。
同レベルの練馬高校はまだ受験者が集まるのに。

その差が「立地」だと高校関係者が思っていたら、来年度も光丘高校は定員割れで全入ですよ。


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