南部吟遊詩人の写真館

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山口といふ景色

2011年10月22日 21時49分43秒 | 遠野小景

遠野の里の東のはじは「山口」という土地です。

ここでは、ある有名な人物の生家(「せいか」・生まれた家のこと)があります。

↑↑↑これでピンと来た人はすごい!


佐々木喜善(『遠野物語』の語り手)の生家です。
「聖地」ってのが笑える(爆)ホントかいな……。


ちなみに、ここ山口には「デンデラ野」というのがあります。

いわゆる「姨捨山」(「おばすてやま」または「うばすてやま」とも。)です。

こんな何もない平地に昔は老人が捨てられていたなんて…
しかし、長野県なんかの「姨捨山」はホントに山の中に捨てて、後は野となれ山となれで、全く世話もしない、完全放置の世界だったから、それに比べれば、マシと言えばマシかもしれないが…。

この平地の中、土を掘ったら、ガイコツとかでるのか知らん。


デンデラ野からみる景色は物悲しく映ります。


次にご紹介するのは、「ダンノハナ」

おそらく漢字で書くと「壇の鼻」。
壇=首切りのための土を盛った場所。
鼻=山肌の斜面の地形 
そんな感じであろうと思われます。

少し、山道を行くと、

こんな感じの、山の斜面に造られた共同墓地に出ます。
斜面の上からは、先ほどの「佐々木家生家」も見えます。

例の佐々木喜善氏のお墓も、ここにあります。(南無阿弥陀仏……)(合掌)





それと、もうひとつ、

ここには水車もあります。

往年の形を残しているのでしょう。

中はまだ、動いています。

いまでも、お仕事ができそうです。

水車小屋の中には、「とうみ」や「千歯こき」などの昔の農機具が…。



この水車小屋の先に行くと、アスファルトが途切れ、山道になり、どこにも通じていません。
いわば、ここ「山口」は本当のどんづまり。

遠野の奥座敷とも言える場所でしょう。


今回はうまく写真で表現しきれない部分もあり、その雰囲気が伝えきれていないのがもどかしいですが、
ここ山口は農村部の風景が色濃く残る、なんだか空気の濃密な場所です。

そんなわけで、このページは未完です。後でもう少しいい写真をもっと加えたいと思います。

↓↓↓この写真のあたり↓↓↓


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