遠野の里の東のはじは「山口」という土地です。
ここでは、ある有名な人物の生家(「せいか」・生まれた家のこと)があります。
↑↑↑これでピンと来た人はすごい!
佐々木喜善(『遠野物語』の語り手)の生家です。
「聖地」ってのが笑える(爆)ホントかいな……。
ちなみに、ここ山口には「デンデラ野」というのがあります。
いわゆる「姨捨山」(「おばすてやま」または「うばすてやま」とも。)です。
こんな何もない平地に昔は老人が捨てられていたなんて…
しかし、長野県なんかの「姨捨山」はホントに山の中に捨てて、後は野となれ山となれで、全く世話もしない、完全放置の世界だったから、それに比べれば、マシと言えばマシかもしれないが…。
この平地の中、土を掘ったら、ガイコツとかでるのか知らん。
デンデラ野からみる景色は物悲しく映ります。
次にご紹介するのは、「ダンノハナ」。
おそらく漢字で書くと「壇の鼻」。
壇=首切りのための土を盛った場所。
鼻=山肌の斜面の地形
そんな感じであろうと思われます。
少し、山道を行くと、
こんな感じの、山の斜面に造られた共同墓地に出ます。
斜面の上からは、先ほどの「佐々木家生家」も見えます。
例の佐々木喜善氏のお墓も、ここにあります。(南無阿弥陀仏……)(合掌)
それと、もうひとつ、
ここには水車もあります。
往年の形を残しているのでしょう。
中はまだ、動いています。
いまでも、お仕事ができそうです。
水車小屋の中には、「とうみ」や「千歯こき」などの昔の農機具が…。
この水車小屋の先に行くと、アスファルトが途切れ、山道になり、どこにも通じていません。
いわば、ここ「山口」は本当のどんづまり。
遠野の奥座敷とも言える場所でしょう。
今回はうまく写真で表現しきれない部分もあり、その雰囲気が伝えきれていないのがもどかしいですが、
ここ山口は農村部の風景が色濃く残る、なんだか空気の濃密な場所です。
そんなわけで、このページは未完です。後でもう少しいい写真をもっと加えたいと思います。
↓↓↓この写真のあたり↓↓↓
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