
情報がいかに大事か、時には多くの人の命を救う使命も果たしていることをこの時間では学ぶ。
東日本大震災当時のテレビ画像から、地震直後のテレビがどんな情報を流しているかを読み取る。
この時点では、大地震が起きたことは分かっているが、
テレビ局はその震度や震源地、津波の情報をつかんでいないことが見て取れる。
しかし、すぐに地震を伝え「避難してください」と呼びかけている。
おそらく、ニュース原稿など用意されてはいないが、日頃から大災害が起きたらまず何を情報として流すかがマニュアルとして用意されていることが分かる。
そうこうしているうちに、気象庁から地震や津波の情報が入ってくる。
また、消防や警察、市役所などからの情報も次々に集まり出す。
放送局は、集められた情報を、すぐに画面に表示するシステムを準備している。
だから、すぐに津波の情報を色分けして出すことができている。
ここで、子どもたちから疑問が出る。
S:1枚目の写真では、まだ何も情報をつかんでいない。
現在は多くの情報が多方面から瞬時に集まってくる時代だ。
だから、あせってまだ何も情報を持たないうちに報道するのではなく、数分待って情報が集まった時点で報道を始める方が良いのではないだろうか?
それに対してそれぞれが自分の考えをまとめてみる。
ほぼ全ての児童が、こういうときはスピードが大切。
「落ち着く」ことで、その後情報が舞い込んできたときに、冷静にスピーディに対処できる。
だから、枚目の写真のような、初期の情報はとても重要だという意見が大半を占めた。
直ぐに、安全に避難する呼びかけをしようと思っても、言葉や映像が、カメラや照明などが準備できていなければ情報を発信できない。
とすると、日頃からテレビ局では、原稿を用意するとともに、絶えずシュミレーションに取り組んでいることが分かる。
79回 | 1月27日 | 土 | 9:00 | 12:00 | 天竜壬生ホール | 第2会議室 |
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