筍の絵を通して、子どもたちにはパレットの指導をしている。
同時に、子どもたちはあまり分かっていないが
画用紙上での混色にも取り組ませている。
まず、下絵を描く。
混色その1 黄色
パレットに黄色を大量に作り、筍をまず黄色に塗る。
こんな具合になる。
これは、筍の皮をむいたときに、
中の若竹が黄色に近い黄緑色だったからだ。
混色その2 黄色の上に、「茶色」「緑」を重ねていく。
パレットに、茶色と、緑を出させる。
筍の一番下を、まず茶色で彩色する。
これは、筍の皮をむいた際、重なった下の方は、明るい色だったからだ。
その際、下書きの線に沿って、3cm位の線を重ねていく。
茶色に、少し緑を混ぜた色を作り、茶色の上部にぬっていく。
さらに、茶色に緑を混ぜ、その上部をぬっていく。
次第に黒っぽい茶色にしながら、まず一番下の皮を塗り終える。
次に、下から2番目の皮をぬっていく。
あとは、上までそれを繰り返していく。
混色その3 「黄色」、「茶色・緑」の上に、「茶色」「藍色」を重ねていく。
パレットに、新たに「紺色」を出させる。
今度は、筍の上部から、茶色と藍色の混色したものを重ねていく。
筍の、黒っぽい皮の色がでてくる。
こうするのは、筍の皮の上の方は黒っぽい色だったからだ。
さらに、葉を緑と黄色の混色で彩色する。
次に、根っこの部分に取りかかる。
黄土色を新たに出す。
茶色と、黄土色を使って、根っこの部分を塗る。
ここまでくると、パレットはこんな具合になっている。
さらに、赤と青をださせ、根っこの紫の部分を塗っていく。
こんな具合になる。ほぼできあがり。
つまり、筍は、
竹の部分、皮(重なりの下)、皮(上の部分)で3色の構造になっている。
これを画用紙上で行うのだ。
竹は黄緑だったでしょ。だから黄色でぬるんだよ。
竹にはたくさん皮があったでしょ。だから最初は茶色の皮をぬるんだよ。
その上には、黒っぽい皮があったでしょ。だから茶色と藍色で黒っぽい色を作って塗るんだよ。
そんな風に話ながら進めました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます