
S:ごんは兵十のことが気になって仕方ない。
T:あんないたずらって?
S:あんな=あのような
S:うなぎをとったこと。
S:兵十にしたいたずら
T:その理由はどこにあるの?
S:「そのばん、ごんは、あなの中で考えました。」
と
「ちょっ、あんないたずらしなけりゃよかった。」
の間にあるはずだ。
1 「兵十のおっかあは、とこについていて、うなぎが食べたいと言ったにちがいない。
2 それで、兵十が、はりきりあみを持ち出したんだ。
3 ところが、わしがいたずらをして、うなぎを取ってきてしまった。
4 だから、兵十は、おっかあにうなぎを食べさせることができなかった。
5 そのまま、おっかあは、死んじゃったにちがいない。
6 ああ、うなぎが食べたい、うなぎが食べたいと思いながら死んだんだろう。
S:3だと思う。うなぎをとってしまったから。
S:いたずらはいつもしているから、それより6のおっかあが死んだことだと思う。
S:4の兵十がおっかあに食べさせられなかったことじゃないの?
T:それぞれ、もっともらしいね。もう少し調べてみよう。
T: それぞれの文は、だれの事を言っているの?主語は?
1 兵十のおっかあは
2 兵十が、
3 わしが
4 兵十は、
5 おっかあは
6 (おっかあは)
T:こうすると、対象が絞れるね。
S:対象が兵十なら、2か4の文が根拠になる
S:対象がおっかあなら、1か5か6の文が根拠になる
T:これらを解決できるような、証拠の言葉。あれっ、おかしな言葉だなという言葉はない?
S:それで ところが だから そのまま
S:ところがは予想と反対だ。
S:2より3の文が大事だ。
S:だからは、前の文を受けて結果を表すと載っているよ。
S:前の文は3の文だから、2より3が大事で、その3の結論が4の文ということ。
S:じゃあ4の文が、あんな事をしなけりゃよかったの結論だ。
S:つまり、兵十がおっかあに食べさせられなかったことが悪いと思ったんだ。
S:ただうなぎを取ったことじゃなくて、その結果、兵十がうなぎをおっかあに食べさせられなくなったことだね。
S:だって、この日、ごんはずっと兵十がきになっているから、やっぱり考える対象は兵十だよ。
57回 |
11月14日 | 土 | 9:00 | 15:00 | 天竜壬生ホール | 第1会議室 |
58回 | 12月12日 | 土 | 9:00 | 12:00 | 天竜壬生ホール | 第1会議室 |
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