大造じいさんとガン 2.22

T：今取り組んでいる問題は？
S：なぜ大造じいさんは狩り場を変えなかったのだろう？
T：皆の出した予想は？
S：まだ、残雪に勝つ特別なやり方があるから。
T：昨日の学習で証拠がずいぶん見つかりましたね。
　

今年は／なんだか／うまく／いきそうな／気が／して／なりません／でした。

S：いきそうな気がしての「な」を調べたら、「な」には、できそうな予想の意味があることが分かりました。
S：今年はの「は」を考えると、今年を強調しているから、今まではダメだったけど、今年「は」大丈夫っていう思いが伝わります。
S：うまくって、上手だけど、成功って言う意味だと思います。今年は絶対成功する予想がある。
S：きがしてなりませんの、「ならない」を調べていたんだけど、気持ちを抑えられないって載っていたので、早く戦いたくて仕方ないのだと思います。

T：証拠がでそろったので、みんなの予想が合っていたかどうかを検証しよう。
T：予想は次の４つあって、みんなは、④を選んだのですね。
➀残雪に復習しないと一羽のガンも捕れないから。
②たかが鳥のことだから、狩り場を変える必要はない。
③毎年残雪が仲間を率いてここにやってくるから。
④まだ残雪に勝つ特別な方法があるから。
S：④でやっぱり合っていたよ。
S：でも～いまいち、しっくりいかないんだよな。ここまで調べてみて、まだ大造じいさんは方法さえ間違えなければ簡単に勝てるって思っているように感じるんだけど、④にはそれが含まれてない。
S：たかが鳥のことだっていう部分だね。
S：ぼくも、まとめには、残雪のことは認めているけど、それはガンの中ではってことで、たしかガンは鳥類の中でもあまり頭のいい方ではないって書いてあったので、どこか馬鹿にしているところがあると思う。
S：じゃあ、本当の答えは、④と②を合わせた物になるんじゃない。
S：私も、たかが鳥のことだと思って、まだ残雪に勝てる方法がいくらでもあるっていう答えがいいと思います。
T：皆の意見はどうですか？
S：賛成です。
T：では、②と④を合わせたまとめをそれぞれかけますか？
S：はい。

T：ところで、少し時間が余ったから、１の場面でもう少し考えてみたいことはない？
S：タニシ作戦のこと。
T：問題を作って。
S：たにしは、どれぐらい集めたのか。
S：１００匹
S：３０匹
S：５０匹
S：１５０匹
S：３００匹
S：４００匹
S：５００匹
S：がんが餌をあさる辺り一面でしょ。ガンの群れが３０羽ぐらいとして、一面だから結構広い。
S：あんまりちょっとだと、そこ来ないかも知れない。
S：餌場のどこに来ても、仕掛けがある。
※多数決の結果３００匹
S：タニシが３００匹と言うことは、うなぎの釣り針のセットも３００セット、くいも３００本。
S：すごい準備。
S：準備だけで、きっと何日もかかっている。
S：それでもダメだったんだから、「ううむ」なんだね。

S：最初の日に、残雪も気がつかなかったので、最初に一羽引っかかった。
S：びっくりしてガンは逃げていった。
S：次の日までに、残雪は残雪で、どうして捕まったかを考えて、作戦を立てていた。
S：次の日、皆には待てと言っておいて、自分で糸を伸ばす作戦をやってみて、「やっぱりね。」と思って、「みんな見ろ。こうやって糸の付いてるのはダメだ。」と教えたんだね。

     

 

 

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