totoroの小道

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30`sカレーライス(1) どんなお話だろう?

2020-07-18 17:55:52 | 6年 国語

前回、「カレーライス」の授業を行ってから10年が過ぎた。
当時は、まだ「授業研究の会」の国語がよく分からず、河島先生に教えてもらい、子供たちに教えてもらい、同僚に教えてもらい、宮坂先生に介入して指導していただき.....という時代だった。

さて、10年経って、自分に授業の力は少しは着いているのだろうか?
少なくとも、「ねばならない」からは卒業したと思うし、「形」にこだわらなくなった。
渡辺先生が教えてくださったように、教師の仕事として先ず教材解釈を徹底的に行う。
しかし、登山道ありきで無く、「カレーライス」という山に子供たちとともに、道を見つけながら楽しく登っていく。というう方針で臨んでみたいと思っている。

 

カレーライスを教材解釈するのには少し時間がほしい。
これは、おそらく子供たちも同じだろう。
だから、すぐに教材本体の学習には入らない。
子供とともに、どんなお話かを楽しく調べていく。

最初は登場人物。
ひろし、お父さん、お母さん、カレーライスがでた。
すぐにカレーライスは否定された。
登場人物は人です。カレーライスは物だからおかしいです。
ただ、「ごんぎつね」や「くじら雲」のように、人間と限ることはないね....

S:主人公は、どう考えても「ひろし」だね。

T:主人公の意味を教えておきます。
T:主人公=事件や出来事を通して、変化したり成長したりする人のことです。
T:だから、事件の前と後では必ず変化があります。
T::物語の作者は、主題を考えて物語を書きますが、それは作者の変化によって表現されます。

 

S:すると、どんな事件があったかが大切だね。

 

S:30分の約束を破った時、お父さんがゲームのコードを切った。
S:お父さんとけんかをした。
S:お父さんの体調が悪いのに、いいたいことが言えなかった。
S:お父さんとひろしで協力してカレーを作った。
S:お父さんのカレーはまずかった。(甘ったるい 芯がある)

こうして、書き出してみるとおもしろいことに気づいた。
S:あれっ、ひろしが主人公の物語なのに、どの事件にも必ずお父さんが入っているね。
S:ということは、ひろしだけを考えてもだめだね。                

S:ひろしと、お父さんの関係の変化を考えていけるといいね。

S:起承転結だね。最初の電源を切ったことが「起」そして 「承」と「転」があって、最後に一緒にカレーを作ったところが「結」なんだと思うな。

S:ところで、どうして題名はカレーライスなんだろう?
T:「ひろしとお父さん」って題の方がしっくりするね。
S:カレーを通して仲直りしたからじゃないかな?
S:ひろしは、カレーを通してお父さんへの愛情を伝えたんじゃ無いかな。
S:カレーが、親子の思い出になったからじゃ無いかな?
S:親子の協力を表しているのだと思うな。
S:親子の関係をカレーライスで表していると思うな。甘ったるいとか、中辛とか..

「この時間の子供たちのノート」

 

 

 

浜松授業研究の会   

日時 曜日 開始時間 終了時間 施設名 場所名
2020年9月12日 9:00 12:00 天竜壬生ホール 第1会議室
2020年10月10日 9:00 12:00 天竜壬生ホール 第1会議室
2020年11月14日 9:00 12:00 天竜壬生ホール 第1会議室
2020年12月5日 9:00 12:00 天竜壬生ホール 第1会議室

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