
5月10日授業研究の会 M先生 図工の実践
本物の竹の子を子どもたちに見せたかった。
またその竹の子を描くことで、絵の具の使い方を身につけさせるとともに、絵っていいなと思わせたかった。
そこで、本物の竹の子を探しに行った。
JAの直売所に探しに行った。
そこに、竹の子が多数売られていたが、商売用に余分な部分が切り取られていた。
ぜひ、根のついた竹の子を見せたかった。
根には、これから竹の子が大きく成長しようとする、生命力がこもっているからだ。
ちょうどそこに、生産者の方が竹の子の補充に来たので
「売り物にならないような、大きな、根のついた竹の子はありませんか? 図工で子どもたちに描かせたいのです。」
と尋ねてみた。
するとその農家の方が、「それなら我が家の竹の子をあげるよ。」と言ってくださった。
そうして手に入れた7本の竹の子でこの作品に取り組んだ。
まず、1本を子どもたちとともに皮をむいた。
むいても剥いてもその下には、まだ皮がある。
食用になっている竹の子しか知らない子どもたちには新鮮だった。
興味をもった子どもたちは、一生懸命に作品作りにとりくんだ。
授業研究の会のホームページに、手順が掲載されているので、実際の指導ではそれを参考にした。
下絵の段階では、竹の子の向きが大事だと感じた。
皮から緑の葉のような物がでているが、これが真横に近いと描きやすい。
数名、皮の重なりがどうなっているのかを見とれない子どもがいた。
三角の皮の上に、また逆の三角が重なるというイメージを持たせておきたかった。
彩色は、ベースに黄色をぬり
その上に、茶色系統のグラディエーションを塗り重ね
ささに紺色系統のグラディエーションを重ねた。
透明感のある、水彩らしい美しい色が出せた。
時間をかけて、スモールステップで取り組んだため、どのこも一定以上のレベルの作品となった。
子どもたちは、この作品で自信をつけ、絵がすきになった。
指導者としても手応えを感じた。
43回 | 6月14日 | 土 | 9:00 | 12:00 | 天竜壬生ホール | 第2会議室 |
44回 | 7月12日 | 土 | 9:00 | 12:00 | 天竜壬生ホール | 第2会議室 |
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