
校内で研究授業があった。
参観する1時間、子供たちは自習をする。
このような自習の時間は、プリントを行うことが多い。
でも、最近の学習の様子を見ていて、自学で1時間分の学習をすすめられるだろうと判断した。
社会科の学習を自分で進めるよう黒板に本時の目当てを板書し
「このことについて教科書○ページ~○ページで調べなさい」と指示した。
子供たちからは、教科書だけから調べるのですか?と質問があった。
資料集も、地図帳も使いなさいと答えておいた。
自習が終わり、子供たちノートを見てびっくりした。
私が何も教えていないのに、きちんと内容を見やすくまとめている。
しかも、時間内に「分かったことをまとめてある」
成長したことにびっくりした。
ここの所では、農家が米作りのためにこんな努力をしていることが分かるとよい。
・土作り
・計画的な栽培
・互いに協力し合っている
・水の管理
・機械を使い大規模農業を行う・・・
・・・これらの殆どがまとめられている。
私が授業をする必要ないな~
前時に、よいノートの書き方として
・目当てに対してのまとめがきちんとかかれていること。
・一人学びの量も大事。
・国語ではないから、言葉だけではだめ。図や絵グラフなどの資料を活用すること。
と指示している。
私がいなくても、子供たちはそれを考えて一人学びをしていたのだ。
感激!!
いい子たちだ!!
このようなノートを作るのが、数名なら当たり前のことだ。
どのクラスにも、能力の高い子どもがいる。
しかし、ほぼ全員がこうしたノートを作っている。
おそらく、しーんとした教室に、カリカリカリという乾いた鉛筆の音の響く1時間だったことだろう。
かなり、全員が集中して取り組まないと、全員のノートがこうはならない。
2学期は、ノートでの学びにこだわっている。
その成果が早くも現れだした。
子供たちをうんと褒めなければと思う。
私は一応専門は社会である。
社会は、暗記科目ではない。
「資料を調べることで社会の仕組みを知り、それをまとめることで、周りに伝えていく」
そんな教科だと考えている。
そのためには、こうして学んだことをきちんと見やすくまとめることは大事なことだと思う。
76回 | 10月14日 | 土 | 9:00 | 12:00 | 天竜壬生ホール | 第1会議室 |
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