大造じいさんとガン 2.28

T：今日から3の場面です。
S：いよいよだね。
S：戦闘開始。

S：めあては、大造じいさんが心を打たれたのはなぜかを考えよう。

T：大造じいさんが心を打たれるまでを順を追って考えよう
➀たにしとうなぎ釣り針の作戦で、一羽だけ獲れた。
②5俵のたにしを用意して、もうちょっとのところまで行ったけど、いつもはない場所に小屋が見つかって失敗した。
③大造じいさんは小屋にいて、残雪たちは弾が届く3倍の距離の所にいた。
S：どこからやってきたの。
S：きっと寝床だよね。餌場があるって事は、寝床もある。
S：きっと栗の岳の山の中だね。
S：栗のだけから、3倍の距離に来て餌を食べていた。
S：その中に、おとりのガンもいる。
S：ガンは、先頭のガンについていく習性があるから、おとりのガンを呼ぼうとした。
S：そこへ、ハヤブサがきた。
T：どこから？
S：真っ逆さまだから、真上から。
S：みんなは、逃げたけど、おとりのガンは逃げ遅れた。
S：大造じいさんは、おとりのガンを助けようと口笛をふいた。
S：この口笛はおとりのガンに聞こえたと言うことは、残雪も聞いた。
S：だから、残雪は、ハヤブサから逃げるだけでなく、大造じいさんからも逃げていく。
S：きっと、寝床の栗の岳の方へ行った。
S：残ったおとりのガンが、ハヤブサに襲われた。
S：そこに残雪が助けに来た。
S：大造じいさんは心を打たれた。

S：心を打たれたを調べたら色々な意味があったよ。
➀強く感心する。
②強く感動する。
③心を強く動かす。
T：何番？
S：③の心を強く動かすだね。
S：心を強く動かすって、結局どういうこと？
➀気持ちがものの方へひかれる
②感動する
③感情が動く
④感情が変わる

S：➀の「気持ちがものの方へひかれる」です。

S：ものの方へひかれるって、分かるようで分からない。
S：ミニ問題だね。
S：どっちから、どっちへひかれたの？
S：ただの鳥っておもっていたのが、ただの鳥ではない。
S：馬鹿にしていたのが、ばかにできなくなった。
S：前は、ガンのことだからたかが鳥って思っていて、ひかれた後は、ガンの頭領のことをただの鳥とはちがうって変わった。

　　　

S：どうして気持ちがひかれたの？

T：ここは、大事なことだね。まずはそれぞれ、自分の言葉で考えてみたらどうでしょう？

➀残雪が、すごい鳥だと感じたから。
②残雪が頭領としての威厳を傷つけまいと努力しているように見えたから。
③弾の届く3倍の所を餌場にしているから。
④利口だけでなく仲間思いだから。
⑤驚いたから。
⑥棟梁としての振るまいと、仲間を助ける姿と両方持っていることに感動したから。
⑦残雪の堂々たる態度が頭領らしいから。
⑧大造じいさんへの態度
⑨残雪は最期まで逃げなかったから

※④⑤⑦⑧は似た意見があるので、統廃合し、次の４つに修練された。

➀残雪が、仲間思いで勇敢で、すごい鳥だと感じて驚いたから。
②残雪が最期の時を感じて、頭領としての威厳を傷つけまいと努力しているように感じたから。
③弾の届く3倍の所を餌場にしているから。
④頭領としての振る舞いと、仲間を助ける姿と両方もっているから。

T：ここで時間になってしまったので、この話し合いは次にしましょう。
T：ここまでで分かったこと、思ったことをまとめとして記入しましょう。

 

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