刀とむすび
むすびを学ぶに最適な武術は?
第一位 居合道
第二位 各柔術・合気道
同第ニ位 空手道
第四位 拳法(内家拳)
この順位になります(個人の意見として)
居合道はどうして「むすび」の学びに最適なのかというと、
刀を構えるからです。
居合では、鞘の内でのむすびもありますが
初心者用ではないため、
刀を抜いての構えとなります。
そのメリットとしては、刀を頭上に構える瞬間にあります。
刀一会では、刀を振りかぶった刹那で
むすびを教えることにしています。
武器は固定されています。
刀もそうであり、一体感を持ちやすく、感覚しやすい。
刀にも意識があります(人間の意識ではありません)
物理的な意識を言います、
振動と言ってもいいですが、
分かりにくいので「意識」と便宜上教えています。
本当はそれはどっちでもいいのですが
理屈ではなくて
なぜ対人で難しいかというと
対人では、その相手の意識のレベルがまちまちであること
これに尽きます。
それなら対人の前に学ぶベスト手段として
刀を用いるということを勧めているわけです。
もちろん刀(真剣でなくても)は
木剣でも、居合刀でも日本刀でもどれでも可能です。
持つことに意味があります。
刀を支えることに意味があります。
刀と神経を通わすことが重要です
刀と会話をすることが肝心です。
いずれにしても対人で稽古するより
よほど効率よくむすびを身に着けることが可能です。