
長浜鉄道スクエアの前からウォーキングを再開します。
この長浜駅舎ができた明治15年は、日本が近代化に向けて歩み始めた年でした。
長浜と敦賀間で鉄道が開通します。
この駅舎のなかは鹿鳴館調の造りで当時のモダンな空気をよく表しています。
スクエア内では、鉄道の資料がたくさん展示されており、子供は目を輝かせると思います。
(実は、私も大の鉄道ファンなのですが、朝が早くて、まだ閉まっていました。残念!)

黄色の線に沿って番号順に歩きます。
この長浜鉄道スクエアと前の慶雲館に挟まれた通りは「明治ステーション通り」と言うそうです。
この通りを東に歩きます。

長浜浪漫ビールの看板が出ていました。
(楽しみですが、朝早くては飲めませんね。苦笑。)

また、例の長浜町を分ける石碑ですね。秀吉によって、年貢を免除された区域でした。
これも新しいですね。

「長浜浪漫ビール」の建物が現れました。

クラフトビール、ウィスキーを製造しているようです。
このなかでは、ビールにあう、美味しい食事も楽しめるみたいです。
長浜は水の都とも言われ、美味しいオリジナルビールができるのでしょう。
前に流れている川は「米川」です。
この川は、くねくねと曲線を描いて、長浜の町を流れています。
川辺には、あちこちに、“かわど”と呼ばれる石段があります。
家庭では野菜や漬物の洗い場として、商家では運搬や往来の手段として使われてきたようです。
この通りをさらに東へ進みます。

次のよつかどの信号を左に行くと、ハイキングmapどおりですが、さらに東へ歩きました。
好きな風景があったからです。

建物の前にあるのは「昔のガス灯」でしょうか?
左手の建物は大きな屋敷ですね。商家でしょうね?

そんなことを考えながら、ここまできました。
通り過ぎてきた、よつかどに戻ることにします。

この左右に通っている道が、「北国街道」です。
この辺りの町は「下船町」と言うようですね。

ここから右に折れて、北国街道を北へ歩きます。ハイキングコースに戻ります。
すぐに左側に、「白忠」がありました。

旅籠(宿屋)のようです。蔵の宿。
江戸時代に、白木屋忠左衛門が創業した油問屋の町屋を再生させた宿でした。
泊まってみたいですね。
ここから、さらに北国街道を北へ歩きます。
今のところ、ハイキングコースの指示通りに進んでいます。
2つ目のよつかどを右に曲がりました。
しばらく歩くと、「鍋庄商店」がありました。

明治2年以来の古い醤油の醸造の店のようです。
老舗の感じがします。
すぐ隣の「嶋崎商店」。

「萬與(まんよ)の生姜糖」の店。
長浜は、生姜を使ったお菓子が多いそうです。

店にかざってあったものです。古いものが好きな人にはお宝ものでしょう。
近所の町屋。ビスケットの看板がなんともいえません、素敵ですね。

古い看板が4枚も並んでいます。酒屋でしょうか? 看板がよく読めません⋯⋯⋯。

「丸喜屋」。北近江ならお馴染みの味の「豊公もなか」の店です。

ここから東へすぐの角で左に曲がりました。
歩いてすぐの左側に、長浜名物の「元祖堅ボーロ」の店舗がありました。

明治27年の創業。宮内庁御用達。
生姜を使ったお菓子です。
わりと長く歩いたので、ここらで休憩をとります。