店の前のベンチでゆっくり昼食をとりました。
12:06の後免行の列車で田野へ行きます。高い場所のホームに上がりました。ごめんなはり線はほとんどが高架区間で、多くが太平洋沿いを走ります。そのため、観光目的で乗る客も多いらしいです。
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各駅には、「やなせたかし氏」のデザインによってイメージキャラクターが登場します。もちろん、氏は高知県出身の有名な漫画家で、ちびっ子に大人気です。アンパンマン。
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奈半利駅が東の端であることが、レールからわかります。ほんとうに、はるばるきたもんだの想いがしました。
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乗る列車です。
列車が動き出しました。田野は次の駅なので、楽しむひまもなくすぐについてしまいました。約2分間です。
駅から外へ出ると、運よく、行こうとしている「岡御殿」を通るバスに出会いました。運転手に岡御殿を確認して、小さなバスに乗り込みます。
このバスも私一人で貸切でした。いろいろ町を寄り道しながら目的地に着きました。
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中に入りました。案内の人が専属で私についてくださり、いろいろ説明してくださいます。
岡御殿は1844年に建築され、土佐藩主が参勤交代や東部の巡視の際に、本陣として利用していました。
ここには、御殿、土蔵、茶の間、御成門が保存復元されています。
藩政の末期の岡御殿の雰囲気をよく伝えているそうです。
豪商と言われた田野五人衆のなかでも随一だったのがこの岡家で、祖先は泉州から山内候に従って田野へ来たと伝えられています。
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殿様とお姫様の衣装です。
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殿様が座る上段の間の席です。案内の人がそこに座ることを勧めました。
「ほんとうに座ってもいいのですか。」「かまいませんよ。」「そこに座って庭の方を見てください。どのように見えるか。」
勧めに従って座らせていただきました。
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「前の柱が一本に見えるでしょう。」「ほんとうは三本あるのですが、視界を妨げないように、一本に見えるように工夫しているのです。」
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京都によくある額を通して見る庭です。
ゆっくり庭を堪能させてもらって、ここをおいとましました。
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岡御殿の御成門です。
次の目的地へ向かおうとしていると、先ほどの案内してくれた人に再び呼び止められ、すぐそばの西の岡邸へ案内してくださいました。脇本陣として、随勤の重臣などが泊まったそうです。
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壁の色に特徴があると思いました。
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今は、改修のための建築工事がなされていました。庭の整備は、タレントのユージさんが関係されているみたいです。
丁寧に長々とつきあってくれた案内の男性にお礼を言って、ここを後にし、濱乃鶴酒造に向かいました。
近くだったのですぐに見つかりました。
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濱乃鶴酒造の蔵です。これを見たかったので寄りました。
田野駅へ戻ります。
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田野駅のホームです。
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列車がやってきました。タイガース列車です。
すぐ次の安田駅を目指します。
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電車の先頭から見た風景です。まもなくトンネルに入りました。
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わずか約3分で、安田駅に着きました。
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黄色の線に沿って行動しました。
あらかじめ調べていて、玉の井(南酒造場)を見ようと決めていました。
携帯のナビを使います。何回も使っているうちにだいぶん上手になったと思います。
最初は、ヘマばっかりしていたと思います。
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目的の玉の井です。今回は酒を購入するのが目的ではなくて、建物を見にきました。
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酒蔵です。この辺りの通りが、味のある景色と思います。
玉の井の裏に回って見ました。
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これも酒蔵です。
すぐ近くに乗光寺があります。
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儒学者「岡本寧浦」の生家です。武市半平太や岩崎弥太郎など、幕末に活躍した人物を多く輩出しました。
この安田での最後の目的地の「まちなみ交流館・和」に行きます。ここからそんなにかかりませんでした。
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交流館へ行く交差点での、海の方を見た絵です。ここから、右に曲がって、少し歩くと、左側に交流館がありました。
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この建物「旧市川病院」は、大正2年ごろ建築された木造洋館造りです。
中を見学させていただきました。女性の職員の方が、
「どこからいらしたのですか。」「播州赤穂からです。」「また、遠くからよくいらしゃいました。私、赤穂の塩味饅頭が好きです。美味しいですもの。」
この言葉に嬉しくなりました。こんなに離れたところに来て、自分の地元のお菓子を褒めていただくと………。
男性の職員の方が案内と説明をしてくださいました。その説明が丁寧で、坂本龍馬や海援隊士の面面に対する愛情を感じました。
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志国高知 幕末維新博が開催されている期間で、ここ安田まちなみ交流館は地域会場になっていました。
幕末から明治の動乱に生きた、安田と関係深い「高松順蔵」「石田英吉」関連の展示が充実していました。
石田英吉は海援隊士で龍馬とも付き合い深く、のちに高知県知事になった人です。安田町の医師の家に生まれ、江戸後期の蘭医「緒方洪庵」の適塾で勉強しました。高松順蔵は石田英吉の先生で、龍馬の義兄にあたります。
長い時間説明をしてくださったお礼を言って、ここを出ました。
この近くにあの有名な「土佐鶴酒造」もありましたが、古い建物は残っていませんでした。残念でした。
安田駅に戻って、今日の宿のある高知駅を目指しました。
次回は、高知旅行の最後のブログを書きます。